ベストセラー作家・森沢明夫の惜しまず答えます!-小説の書き方Q&A-

ベストセラー作家・森沢明夫の惜しまず答えます!-小説の書き方Q&A-

多くのご質問ありがとうございました。
引き続きいただいたご質問への回答を随時行っていきますので、是非参考にしていただければと思います。

書籍については2022年中に刊行予定です。
書籍化に伴い、皆さまから頂いた質問などを編集させていただく可能性がございますので、あらかじめご了承ください。
また、コメントを頂いた方から抽選で10名さまに書籍のプレゼント予定!
続報はまたお知らせいたしますのでお楽しみに!

こんな質問が寄せられています!(一部抜粋)

ロボ先生

アイデアが突然降りてくるという方がたまにいらっしゃいますが、それは努力で降りてくるように変えられますか?個人的な意見や感想で結構でもいいので、教えて頂けるとありがたいです。ちなみに、私はいつも、時間を決めて集中してアイデアをなんとか捻り出しております。

森沢明夫

【NEW】 アイデアが降ってくるというのはしばしばありますが、そういう時は、たいてい、「脳みそが溶けそうなくらい考えまくった後」であることが多いです。

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アマビエペンギンさん

皆さん短くするのに苦労しているようですが、私は逆に話が短く終わってしまいます。ですが、必然性のある要素を足すには、何かアイデアが必要となります。取って付けたような関係の薄いアイデアではなく、強い関係のあるものです。こんな縛りの多いアイデアはどのように生み出したら良いのですか? この質問自体が漠然としていて縛りの多い難しいものだとは思いますが、お答え頂けないでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 この質問にたいするお答えは、そもそも論になります。
「話を長くするために、必然性のあるアイデア要素を加える」という考え方が、そもそも違うと思うんですね。
「物語」というのは、長く「なる」ものであって、長く「する」ものではありません。

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エルフ

個人的にはお題やキーワードが設定されていると話が書きやすいです。
一方で自由なテーマで書こうとしても、ずっと手が止まったままです。
しかたがなく自分でキーワードをいくつか設定するも、このやり方は自由な発想を狭めることになるのでは、と思ってしまいます。
「絶対にこれを書きたい!」という具体的なネタを持ち合わせていないからかもしれません。
このような書き方をどう思われますでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 「腕を磨きたい」のであれば、書きやすい方法でかまわないので、どんどん書いていくべきだと思います。
書けば書くほど技術は上達しますし、書いているうちに自分の好きなジャンルや得意なジャンルが見つかるかも知れません。

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スコップれびゅにゃ~

アマチュアの頃のアイディアの出し方と、プロとして実績を重ねた現在でアイディア出しの方法に変化はありますでしょうか??

森沢明夫

【NEW】 じつは、ぼく、アマチュアの頃に小説を書いたことがないんです……。
ぼくの仕事の遍歴は、雑誌編集者からはじまり、フリーライター、エッセイスト、ノンフィクション作家、そして、その後、初めて書いた小説「海を抱いたビー玉」で、小説家としてデビューしているんです。

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女子作家ちゃん

アイディア出しについてですが、使えるアイディアの採用基準を教えて下さい。(ポピュラーすぎるものは排除するとか)
逆に、書いていて面白く無さそうだった場合はどのぐらいで没にしますでしょうか?(文字数とか。人の意見を聞いてからとか

森沢明夫

【NEW】 アイデアが降ってきた瞬間、自分の心に驚きがあったり、じーんとしたり、どきどきわくわくしたりしたら、それは可能性を感じるアイデアなので「仮採用」としてパソコンにメモしておきます。

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コウテイペンギンさん

アイディア(ネタ)がマンネリ化してしまってしまいます。脱却するにはどうしたらいいでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 物語がマンネリ化するということは、作者の引き出しの中に「バラエティさが足りない」ということでしょう。
つまり、いろんなジャンルの情報(知識と経験)をインプットすればいいわけです。

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かえる

ネタ出しの段階で、そのネタの結末も最初の段階で検討されているのですか?

森沢明夫

降ってくるアイデアには、いろんなパターンがありまして……。

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燃え尽き先生

採用するネタの基準は、1. 出版社の意向に沿ったもの、2. 今の読者にウケのいいもの、3. 作者自身が書きたいもの、の3つの要素があるとすれば、どんな割合になりますか?
4:4:2や7:2:1のようにお答え頂けると分かりやすいです。

森沢明夫

【NEW】 具体性があって、おもしろい質問ですね。
ただ、それらの3つは、なかなか比率としては表現できないかなぁ……と思いました。

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ひよこ(重)

ネタは時々他の人の被りだと読者に言われる場合があります。
被りだと指摘されると自分は気にしてしまうのですが、そういうネタの被りは森沢さん自身も気にしてしまう方なのでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 これまで世界中で生まれてきた物語の数って、何万作? 何十万作? あるいは、もっと多いでしょうか?
それらすべてに目を通すことって、実際、不可能ですよね

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騎士

小説を書いたり読んだりすること以外の活動や趣味なども、ネタのヒントになりますでしょうか?
最近仕事が楽しくて、これがネタにならないかなと思ったりしています。

森沢明夫

【NEW】 ぼくはよく「小説家にとっては、人生すべての経験がネタ」と言っています。
これ、盛っているワケではなくて、本当にそう思うんですよね。

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れびゅにゃ~

アイデアが思いつくと、直ぐにメモをしますか?

森沢明夫

【NEW】はい。ぼくは忘れっぽいので、すぐにメモします(笑)。

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うどん

お風呂に入ってる時や運動をしている時など、先生はどういう時にアイデアを思い付かれますか?

森沢明夫

【NEW】ぼくの場合、机に向かって悶々と考えまくっても駄目で、いったんあきらめて、ふと別のことをしつつリラックスした瞬間……、いきなり流れ星が頭のなかにキラリ☆と降ってくるような感じでアイデアがひらめくことが多いです。

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女騎士

アイデア出しのために普段の生活でやっているルーティーンや特別な作業はありますか?

森沢明夫

【NEW】ズバリ、SNS内のネットサーフィンです。
これ、アイデア出しにはとても役に立つと思うので「超」がつくほどのオススメです。

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管理人さん

取材した知識の使い方についての質問です。 たとえば、カメラで動物を撮るときの方法や、サッカーのリフティングなどのやり方についてネットで調べ、主人公がその知識を誰かに教えるシーンを書く場合において、その方法が現実的に1番いい方法であるとき、ネットに書いてあるその知識を内容はそのまま、言葉を変えて使うのは、ありでしょうか? それとも、やはり、盗作になってしまうでしょうか? 欲しい知識を得る方法、得た知識の使い方を教えていただきたいです。 よろしくお願いします。

森沢明夫

【NEW】 仮に、ネットで写真の撮り方について調べた時に、「カメラのシャッターボタンを押すと、写真が撮れます」という説明があったとします。
この説明の「言いまわし」を少し変えて、「写真機のシャッターボタンを押せば、写真が撮れるよ」にしたとすれば、まあ、おそらく問題にはならないと思います。

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うどん

取材についての質問3です。 主人公を何らかの芸術の天才とする場合、その作品がいかに素晴らしいかを描写したいのですが、その場合、どんな取材や取材媒体を活用するとよいでしょうか? 主人公がカメラの天才かケーキ職人、または、スケートの天才のいずれかとして作品を書こうとして、カメラやケーキなどについてユーチューブやネット、本などを活用しているのですが、ちゃんと描写ができているのかわかりません。 どのような考え方ややり方をすればいいか、教えていただきたいです。 よろしくお願いします。

森沢明夫

【NEW】 必要なことを箇条書きにしますね。
・題材とする芸術に関する情報やデータは、当然ながらたくさん集めておきましょう。
・できれば、「取材」として、その作品に実際に触れましょう。そして、自分がその作品にどう感動しているかを、きちんと見極め、その感覚を「身体」で味わいましょう。
・感動の感覚、感動した理由などをノートに記すなどして、言葉にしておいて下さい。

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邪気眼ぱいせん

キャラ設定についての質問です。先生は、キャラの服をどのような考えで決めていますか?自分の場合、キャラにどんな服を着せていいのかわからず、ネットや本を参考にしても、本当に似合っているのか、お洒落なのかわかりません。本に載っている服装でいいなと思うものがあっても、それをそのまま使うわけにもいかず、どうすればいいか迷っています。

森沢明夫

【NEW】 服装は、そのキャラクターの個性を表現する材料のひとつですよね。 逆に言えば、キャラクターの性格がはっきり分かっていれば、どんな服を着そうか、容易に想像できるわけです。

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エルフアーチャー

新しい物語を書く時に一人称で書くか三人称で書くか、とても悩みます。小説の設定として「人称」は一度決めたら覆せないとても重要なものですが、森沢先生はどんな判断基準をお持ちでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 一人称で書く場合、当然ですが、主人公の目の届く範囲のことしか書けません。
これは、複雑な物語を描こうとする作者にとっては、かなりの足枷になります。

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文学少女

この設定でいく!と決断する時は何を優先されていますか? (リアリティ、面白さ、演出など)

森沢明夫

【NEW】 リアリティー、面白さ、演出は、どれも小説を書く際の「技術」でカバーできるものなので、そもそも決断の理由とは無関係です。

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女騎士

舞台についての質問です。 舞台の書き方の練習をしようとして、自分の住んでいる部屋や近くの公園、何度も行ったことのある遊園地などを描写しようとしたのですが、うまくいかなかったことがあります。自分の家や何度も行ったことのある場所でも、書こうとすると何も思いつかず、感じたことをそのまま書こうとしても、うまくいきません。主人公のいる場所を正しく伝える、おもしろく伝える、まるで自分がそこにいると錯覚するほど、詳しく伝えるということをしたいのですが、どうすればいいでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 まず、いまからぼくが、とある場所を示す言葉を並べるので、頭のなかでイメージしてみてください。

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サタンさん

キャラクターの魅力を上手く引き出せず、いつも困っています。生き生きとした、深みのある人物を描くにはどうすれば良いでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 キャラクターの魅力を引き出すときに必要なのは、読者が生々しく感じるほど「リアルな人間らしさ」表現することだと思います。そして、それができると、必然的にキャラクターの存在に深みも出てきます。

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女子作家ちゃん

取材はしないとダメですか?取材のコツはどんなものがありますか?

森沢明夫

【NEW】 小説を書く上で必要な情報や知識が足りなければ、もちろん取材をしなければ駄目だと思います。逆に、それらが足りていれば、取材は必要ありません。

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ブルーマーメイド

物語の設定を考える際、何かを参考にして作っていくことが多いですか?それとも一から自分で考えることが多いですか?

森沢明夫

【NEW】 すべて一から生み出すのも自由度が高くていいと思いますが、慣れるまではモデルをもとにして設定をつくると、よりいっそうリアリティーを出せるかも知れません。

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着物少女

「序盤で受け入れがたいキャラクター像を見せつつ、後半でその挙動の真相がわかって納得できる」という図式にしたいのですが、序盤で読者に読み捨てられない秘訣はあるでしょうか?
また、キャラ同士で「最悪な印象」を与えるにあたって、限度はあるでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 読者に嫌われるキャラクターで物語を引っ張っていくのは、じつは、わりとリスキーです。でも、そのリスクを乗り越えるための有効なやり方があります。

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執事

登場人物の性格がどうしても同じようになってしまいます。
それぞれに個性を出すにはどうしたらよいでしょうか?
また舞台設定が同じ時代背景になりがちですが、変える際のコツなどはありますか?

森沢明夫

【NEW】 登場人物を個性的にするために、絶対にやるべきことがあります。それは、サブキャラを含めたすべてのキャラクターに「長所と短所を持たせること」です。これをやると、キャラクターが一気に個性的になり、その個性が物語を牽引してくれます。

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燃え尽き先生

取材の悩みですが、現実世界モノ執筆時に予算や交通手段の貧弱さからググって得られる以上の情報を得にくく、「この程度の取材量で大丈夫だろうか?」とよく悩みます。
とくに、昨今コロナの影響で例年と異なる展開をする物が多く、コロナが訪れていない世界線の物語である連載中作品とのギャップに困っています(競馬場グルメの話を書こうとしたら、場内の飲食店がほぼ休みで実地に体験できないなど)。
実際問題として、「現実モノで取材が足りていない」のは、どれほどクリティカルなことでしょうか? ググって得られる程度の知識で許されるものでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 ネット検索で取材が足りる内容の物語であれば、もちろん問題ないと思います。でも、知識が足りなくなるようでしたら、ちゃんと取材をすべきです──が、しかし、現実的に取材ができないのでしたら、それはもう仕方がないですよね。

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かっぱさん

物語の設定を練っていく上で先生が重要視している部分は何でしょうか?

森沢明夫

【NEW】 舞台設定、人間関係の設定、ストーリーの流れの設定など、小説を書くうえでいくつかの設定が必要になりますが、いちばん大切なのは、「キャラクター設定」だと思います。

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アルパカ

公募での応募要項に「結末までのあらすじを800文字で書いてください」というのが多いですが、800文字ぴったりではないとダメなのかなぁ、と悩んでしまい「あらすじ」ではなく、エッセイ風になってしまいます。エッセイ風にならないためのコツってありますか? 書いている小説は一人称が多いです。

森沢明夫

【NEW】 エッセイ風になってしまう、ということは、一人称の「私=作者」という視線になっているのではないでしょうか?
そういうときは、まず、誰かにこう訊かれたと想像してみてください。

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悪役令嬢ちゃん

キャラクターや設定を考えるのは好きなのですが、いざプロットをたてようとするとつまずいてしまいます。事を起こすことが苦手です。
ようやくストーリーができても、書いていると矛盾に気付き、頭がパンクしそうになります。
森沢さんはこういったことはありますか?アドバイスいただけると嬉しいです。

森沢明夫

【NEW】 事を起こすのは、じつは簡単なのですが、そのためにも、まずは、キャラクターたちをいっそう緻密に作っておきましょう。
その際、作者はキャラたちの性格をきちんと理解しておくことが大切です。そして、そのキャラクターたちに、人生の確固たる目的|(あるいはコンプレックス)を持たせます。

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ミミズクさん

物語の構成には型がある(三幕構成など)と言われますが、やはり型にあわせて作った方がよいのでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 三幕構成というシンプルな型は、知識として覚えておいて損はないと思いますし、もっと言えば、それを無意識に使いこなしているようになるまで、たくさん書いて「体得」しておくことが大切なのかも知れません。

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チンチラちゃん

綿密なプロットというのは、書けないととてもまずいでしょうか? 私の場合、作品が掌編・短編・超長編しかないのもあって、起承転結に四分割して、各ポイントでの見せ場・提示すべき情報をざっくり、あとはそこでキャラに言わせたい台詞をピックアップして書いて、実際の執筆ははライブ感で回すことが多いのですが、このやり方はよくないでしょうか? ガッツリ綿密にプロット組む人のプロットを見て危機感を覚えましたが、さりとて綿密に組むのがどうにも難しいです。

森沢明夫

【NEW】 ぼくは、とても緻密に、長くプロットを書きますが、それには理由があります。
じつは、伏線やリンクを、自分でもアホかと思うくらいたくさん張り巡らせているんです。

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男戦士

例えば、メインのストーリーとして、主人公とヒロインが結ばれるとし、実際最後には結ばれるとします。
ですが、主人公やヒロインに隠された謎があった場合、その謎を物語内で明かし解決しないと、小説大賞等で弾かれてしまうでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 「主人公やヒロインに隠された謎がある」ということを、読み手|(審査員)に物語中で匂わせた場合は、その謎をきちんと明かして解決させた方がベターだと思います。
そうでないと、読んだ方はもやもやしますし、作品の印象が悪くなるでしょう。

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エルフ

どの部分までプロットを組めばいいのかが分からず、いつも結末まで組んでしまい、本文が書けずに悩んでしまいます。プロット作りで気をつけていることはありますか?

森沢明夫

【NEW】 ぼくがプロットを書くときは「頭に浮かんだものはすべて書き込んでおく」ようにしています。
なので、プロットは長くなります。

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アマビエペンギンさん

連載小説の場合、最初から最後まで書ききってから連載をスタートさせますか? それとも書きながらストックを放出するやり方でしょうか? ストック放出型の場合、プロットはどのように作ってますか? 公開した序盤に後から伏線を入れたりできないので、完成してから連載するのが理想です。しかしWeb小説の場合、走りながら書いた方がフィードバックがもらえるので、これも捨てがたいです。

森沢明夫

【NEW】 過去に一度だけ、連載がはじまる前に、本番の原稿を脱稿させたことがあります。
それ以外の連載はすべて、書いてはアップ、書いてはアップ、の繰り返しでした。

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騎士

プロットをしっかり作ったつもりでも、毎回途中でレールを外れてしまいます。こうした方が面白いかな、あそこでこのネタ使いたいな~とか思ってしまって……。
先生にもこういう事はあるのでしょうか?
またそういう場合は変えてしまってもいいのでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 ぼくもプロットは、かなりきっちり、しかも長いものを書きます。
長編を書くときなら、原稿用紙で100枚くらいのプロットを書いています。導入から、幾多の伏線やリンク、そして、オチ、どんでん返し。すべて書きます。

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探偵

ストーリー作りの際に重視しているのは、話の展開ですか?

森沢明夫

【NEW】 展開うんぬんよりも、まず大切なのは、キャラクターたちに「謎を追わせ続ける」ことだと思っています。
物語のなかに「謎」があることで、読者はその答えを知りたくなって、ぐいぐい物語に引き込まれていきます。

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サタンさん

あらすじを作り、実際に書いてみた後、もっとおもしろくできるはずだけど、どうすればいいかわからないとなる場合があります。森沢先生ならどのように解決するのでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 実際に書いてみたら、思ったほどおもしろくない気がする……。
おそらくそれは、あらすじの段階で、すでにおもしろくないのだと思います。
あるいは、キャラクター設定がしっかりできていないのかも知れません。

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文学少女

執筆をする手は止まらないのですが、その作品が評価されるかは別の話です。自分の作品を客観的に見る方法は、ありますか?

森沢明夫

【NEW】 集中して作品を書いているときは、なかなか「完全なる客観視」をするのは難しいと思います。
どうしても、キャラクターに寄り添いすぎて、うっかり心情表現を書きすぎたりしてしまうんですよね。
いわゆる「真夜中に書いたラブレター」ってやつです。

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かきあげうどん

ほぼ毎日2000~3000字をコンスタントに書ける、というのは筆が遅いでしょうか?毎日1万字書いてるとかいう人を見ると、とても自信をなくすのですが…。

森沢明夫

【NEW】 例えば、単行本の1ページ分の文字数が800字で、300ページの長編を書いたとしましょう。
すると、800字×300ページで、トータルは24万字になりますよね?

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メイド

森沢先生は、執筆の休憩のタイミングをどのように決めていますか?

森沢明夫

【NEW】 空腹の限界が来たとき。
睡魔に襲われ、目が白黒しはじめたとき。
隣家の工事の音がうるさすぎて集中できないとき。
首、肩、背中、腰などの凝りで座っていられなくなったとき。

などなど、休憩をとるにはいろんな「きっかけ」があるのですが、よく見ると、それらには「ある共通点」が見られます。

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マンドラゴラ

執筆途中で筆が止まり、書くのを投げ出してしまってラストまで書ききれないことが多いです。簡単なメモ程度のプロットは作成しています。エピソードとエピソードを繋げることが苦手です。どうすれば投げ出さずに書くことができるのだろう。執筆時にしている執筆のコツなどはありますか?

森沢明夫

【NEW】 まず、最初に言っておきたいことがあります。

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かっぱさん

先生は、勢いのある文章を大事になさいますか?その勢いと比例するもしくは反比例する文章の性質ってあるのでしょうか?例えば読みやすさは比例するけれど、綿密な描写は反比例するなどです。どのようなケースで勢いは必要とされるとお考えですか?

森沢明夫

【NEW】 文章の勢いは、もちろん大事ですが、ぼくは、むしろ、そのさじ加減を大切にしています。

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ロボ先生

先生が執筆に使っているソフトは何でしょうか? また、地図などは手書き、メモはLINEでと仰っていましたが、他にも便利なアイテムがあれば教えて欲しいです。

森沢明夫

【NEW】 まず前提として、パソコンはMacintoshを使っています。
で、小説など、長い原稿を書く際に使っているのは、「iText Express」というソフトです。
これを「縦組み表示」にして使います。

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アルパカ

ずばり、バトルを描くのが苦手です。たとえば、よく揶揄されるターン制になってしまって…
なにか燃えるバトルを書くコツはありますか?

森沢明夫

【NEW】 「ターン制」だと、どうしても「解説」みたいになってしまいますよね。
でも、そうなってしまうのを防ぐ、効果的な方法があります。

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ステラ

ずばり、部屋や建物の内装や外観、またファッションと言ったものはどれぐらい詳細に書くべきでしょうか? 以前、家具の配置をバカ正直に全部書いたら、なんとも説明的な文章になってしまって、「これはいけない」と思ったことがあるのですが、さりとて簡素に書きすぎると読者が情景を想像できないだろうしと…。ファッションも、女性がメインの作品を書いているため、「レイヤーショート」「フレアスカート」などのファッション用語でよく説明を済ませていますが、それを知らない読者にいちいちググらせるのはどうなんだろうと悩んでいます。

森沢明夫

【NEW】 その悩みに気付けている時点で、すでに素晴らしいと思います。
たまにプロでも見かけるのですが、あれこれ情景を細かく「説明」しすぎて冗漫になり、むしろ、読者の頭のなかに情景が浮かばない、という悪循環……。
それを打開するには、ちょっとしたコツがあります。

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着物少女

執筆はとても楽しく、書いた作品はみんな我が子のように可愛いです。そして、自分では最高に面白いです。しかし、評価はまた別の話です。自分の書きたいものと読者の方々の求めるものとのすり合わせはどのように行えばいいでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 小説をおもしろいと思うかどうかは、正直、人それぞれの好みにもよるので、はっきりとした基準を示すのはなかなか難しくはありますが──、でも、どうせ書くなら、読者を喜ばせたいですし、最低でも「自分が読みたいと思えるレベルの小説であること」は堅持しておきたいですよね?

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カレーうどん

先生は複数の作品を執筆されるとき、しばらく中断していた作品を再び書き出すときどんな工夫をされていますか?
プロットを見直したり、その都度頭から読み返したりされるんでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 違う作品に取り掛かるときは、以前にも書きましたが、音楽のチカラを利用することが多いです。(※注 8/25回答)
ぼくは、それぞれの作品ごとにぴったり合ったテーマ曲を決めているので、その音楽をしばらく聴いて、心のテンションを合わせてから執筆に取り掛かります。

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コウテイペンギンさん

人物描写の書き方がわかりません。どのように書いたらいいでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 人物を描写するときに必要となる絶対条件は、まずキャラクターをしっかり「創ること」と、そのキャラクターを作者がきちんと「理解していること」です。
キャラクターの創り方については、以前、細かく説明したので、そちらの項を参照して頂ければと思います。(※注 8/23回答)

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サタンさん

先生は、書いていて飽きてしまったり、最後まで書き切ることができなかったりしたことはありますか?そのような時には、どのようにモチベーションを維持してかかれたのでしょうか。p.s.あおぞらビールはバイブルです。

森沢明夫

【NEW】 執筆という「作業に飽きる」ことは、ほぼ毎日です(笑)
小説を書くという行為は、非常に高いレベルの集中力を長時間保ち続けるという行為でもあると思うので、心身ともに激しく消耗するんですよね。

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悪役令嬢ちゃん

森沢先生は執筆の際、章分けをあらかじめして全体の整理をしてから書きますか?

森沢明夫

【NEW】 プロットを書いているときに、明らかに章立てをした方がいいな、と思った場合は、そうしています。

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化学部部長

執筆中に「面白くないな」という「自作ツマラナイ病」によく陥ってしまいます。回避方法や立ち直り方などがあれば教えて欲しいです。

コウテイペンギンさん

推敲の際、直したい文章が見つかっても、直し方がわかりません。もっといい表現や伝え方があるとわかっているのですが、どうにもできずにそのままになっています。どうすれば、よりよい表現に直すことができるでしょうか?よろしくお願いいたします。

森沢明夫

【NEW】 直したい文章が見つかっても、そこの直し方が分からない──ということは、おそらく単純に、理想的な文章を創り出すためのボキャブラリーや表現力が足りていないのだと思います。
ということは、ボキャブラリーや表現力をどんどん頭のなかに加えまくればいいわけですから、もはや答えはシンプルです。

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イワトビペンギンさん

自分の小説はついひいき目でみてしまうので、自分で作品を見直すことのほかに、投稿(発表)する前の見直しの手段として「誰かに読んでもらう」という手があるかなと思っています。ただ、身近な人に読んでもらって意見をもらうというのは非常にハードルが高く、「恥ずかしい」という気持ちもあります。恥ずかしいと思っているうちは、自分の中でまだ完ぺきではないということなのかなと考えたりもするのですが、これは乗り越えるべきハードルなのでしょうか。

森沢明夫

【NEW】 誰かに読んでもらう、というのはアリだと思います。
客観的な視点が加わることで、自分では気付けない作品の欠陥を見つけてもらえたりもするので。
プロの小説家に、「読むプロ」である担当編集者が付いているのには、そういう意味合いもあるんですよね。

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きつねうどん

推敲で直すのは、どのくらいの量が適切なのでしょうか? それともまだ描きなれない内は、一つの作品を全て書き直す推敲を何回も繰り返す……という方がいいのでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 ぼくの知り合いの小説家のなかには、とにかく、いったん最後まで書き終えることを優先して、推敲はそれから──、という人がいます。
つまり、脱稿するまで推敲はしない主義なんですね。

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ヤドクガエルさん

読み返して誤字脱字、表現の言い換え、シーンの追加や削除等々、読み直して推敲するのが大切なのはわかるのですが、1〜100まで話の内容をわかっているので読み返してつまらないです。そもそも自分の作品を読み返す時に楽しさを求めるのが間違っているのでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 その気持ち、わかります。
たしかに、完全に知っている物語を読み返しても、べつに面白くはないですよね。
ぼくもそうです。

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ブルーマーメイド

「せっかく書いた文章を消したくない」「消したあと、後悔したらどうしよう」……このような考えが浮かび、推敲が思うように進みません。変えるべき文章と残すべき文章の見極め方はありますか?

森沢明夫

【NEW】 消したあとに後悔したら……。
その感覚、すごく分かります。でも、大丈夫です。思い切って消しちゃいましょう。

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黒百合

これはもう、皆さんが仰っているとおり「推敲の仕方がわからない」です。ただ読み返すだけだと「僕が書いた話はなんて面白いんだろう」となってしまって推敲になりません。 自分の物語を第三者視点で冷静に読み返せるようなウラ技があれば、ぜひご教授いただきたいです。

森沢明夫

【NEW】 あえてプロとしてお答えすると、自分の書いた小説を面白いと思うのは当然なんですね。
もっと言うと、読者がぼくの本を買うために支払って下さるお金の価値をきっちり上回るレベルの物語が書けた! という確信がなければ、絶対に出版はしません。

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野辺良神社の巫女

推敲の際に「音読」もしています。自分の声で読んでいるのですが、音読機能などを使った方が良いでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 推敲のときに音読するという人は、とても多いですよね。
ときどきですが、ぼくもやります。
どういうときにやるかと言いますと、文章のリズムが、ちゃんと自分の理想通りになっているかどうかを確認したくなったときです。

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そば

推敲の際、よく句読点の位置で迷ってしまいます。書いてる時は気にならなかったのに、見直すと文中の「、」に引っかかって修正に時間を取られてしまいます。あっちへ打ったりこっちへ打ったり、結局悩んでわからなくなったり……。何かコツは無いでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 句読点の打ち方はとても大切なので、ぼくもかなり神経質になって、どこに打つべきかを決めています。
なかでも、絶対に打つのは、ひらがなが続きすぎるときや、漢字が連続してしまうときです。

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化学部部長

森沢先生は、作品を書き上げてから、推敲をしますか? それとも、必要を感じるごとに推敲をしますか? 個人差はあると思いますが、どちらの方がよりよい方法なのでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 ぼくの場合は──、
例えば、今日、10枚の原稿を書いたなら、明日の執筆時に、まず今日書いた10枚分の原稿を推敲して、その流れで続き(11枚目)の執筆に取り掛かる、という具合です。

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化学部部長

森沢先生は、作品を書き上げてから、推敲をしますか? それとも、必要を感じるごとに推敲をしますか? 個人差はあると思いますが、どちらの方がよりよい方法なのでしょうか?

そば

推敲の際、よく句読点の位置で迷ってしまいます。書いてる時は気にならなかったのに、見直すと文中の「、」に引っかかって修正に時間を取られてしまいます。あっちへ打ったりこっちへ打ったり、結局悩んでわからなくなったり……。何かコツは無いでしょうか?

野辺良神社の巫女

推敲の際に「音読」もしています。自分の声で読んでいるのですが、音読機能などを使った方が良いでしょうか?

黒百合

これはもう、皆さんが仰っているとおり「推敲の仕方がわからない」です。ただ読み返すだけだと「僕が書いた話はなんて面白いんだろう」となってしまって推敲になりません。 自分の物語を第三者視点で冷静に読み返せるようなウラ技があれば、ぜひご教授いただきたいです。

ブルーマーメイド

「せっかく書いた文章を消したくない」「消したあと、後悔したらどうしよう」……このような考えが浮かび、推敲が思うように進みません。変えるべき文章と残すべき文章の見極め方はありますか?

ヤドクガエルさん

読み返して誤字脱字、表現の言い換え、シーンの追加や削除等々、読み直して推敲するのが大切なのはわかるのですが、1〜100まで話の内容をわかっているので読み返してつまらないです。そもそも自分の作品を読み返す時に楽しさを求めるのが間違っているのでしょうか?

きつねうどん

推敲で直すのは、どのくらいの量が適切なのでしょうか? それともまだ描きなれない内は、一つの作品を全て書き直す推敲を何回も繰り返す……という方がいいのでしょうか?

イワトビペンギンさん

自分の小説はついひいき目でみてしまうので、自分で作品を見直すことのほかに、投稿(発表)する前の見直しの手段として「誰かに読んでもらう」という手があるかなと思っています。ただ、身近な人に読んでもらって意見をもらうというのは非常にハードルが高く、「恥ずかしい」という気持ちもあります。恥ずかしいと思っているうちは、自分の中でまだ完ぺきではないということなのかなと考えたりもするのですが、これは乗り越えるべきハードルなのでしょうか。

カレーうどん

創作の際に(……実生活でもそうなのですが)、色々な考えや情報が頭の中でごちゃごちゃしてしまい、適切なアウトプットができない時があります。頭の中を整理整頓し、スッキリさせる方法はありますか?

森沢明夫

【NEW】 雑多な情報が脳内に散乱しているときは、「書いて整理する」ことが有効だと思います。
「書く」と言っても、小説を書くのではありません。
これから書こう(アウトプットしよう)と思う小説のイメージを箇条書きにしていくのです。
その際、大きなイメージから書きはじめて、徐々に小さくしていくのがコツです。

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サタンさん

キャラの感情を表す体の動作のバリエーションについての質問です。たとえば、「嬉しい」という感情をキャラの体の動きで表現したい場合、ガッツポーズや飛び跳ねるという動作しか思いつかず、作品の中で嬉しい感情の動作を表現する際に繰り返しが起きてしまいます。どうすれば、感情を表すキャラの身体の動作のバリエーションを増やすことができるでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 キャラクターの感情と動作の関係性を知るには、実際に動いているキャラクターを見るのが手っ取り早いです。
ということで、アニメや映画、ドラマなどを観て、キャラクターたちが、実際にどう動いているかを観察してみましょう。

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あんでっどさん

私はキャラの詳細を作ることは得意なのですが、そのキャラにちょうどいい「事件」をぶつけることが苦手です。亀が「無邪気な子供たちにいじめられている」という部分を捻り出すのがうまくできません。キャラを活かす、彼らが遭遇したりはまり込む事件をデザインするコツはどんなものでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 主人公であるキャラクターを、どんな状態から、どんな状態へと「成長させるか」。
まずは、そこを考えることが大事だと思います。

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王子

小説執筆に心理学の本って参考になると思いますか?

森沢明夫

【NEW】 どんな本を読まれるのかは分かりませんが、基本的に、小説を書く者が人の心を学んで損はないと思います。
人の心に関する知識は、キャラクターの心理状態を描くときに活かされますよね? というか、そもそも物語とは、キャラクターの心理の動きによって編まれていくものですから。

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ミミズクさん

ありがたいことに、「(私の)文章が読みやすい」という評価をよくいただきます。私は文章力を「読みやすさ」だと捉えているのですが、プロ作家や編集者がよく「新人賞ではあまり文章力は重要ではない」という声をよく見かけます。「文章の読みやすさ」というのは、それほど頼りない武器でしょうか?

森沢明夫

【NEW】 「文章力=読みやすさ」
かと問われると、ちょっと違うかなぁ……と思います。

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管理人さん

森沢先生からみて、物書きが特に注意すべき病気について確認と言う意味で教えてもらえないでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 小説家って、ずっと座ってばかりいるので、どうしても首、肩、背中、腰が、バッキバキに凝ってしまうんですよね……。
とある整骨院の敏腕な先生いわく、「森沢さんの凝りのひどさは、うちに来る患者さんのなかで第一位です」とのことでした。
そんな状況なので、ぼくは過去に何度かやってしまいました。

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あんでっどさん

自分ではアイデア(ギミック)は面白いと思っているのですが、自分の体験をもとにすると生々しすぎて執筆時トラウマからPTSDを起こしそうな作品を「寝かせて」います。この作品は、どうするべきでしょうか? ギミックだけ切り離すのは難しそうです。.s.あおぞらビールはバイブルです。

森沢明夫

【NEW】 小説が「生々しい」というのは、それだけで素晴らしいことです。
なぜなら、読者に「生々しい体験をさせられる」ということですから。

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黒百合

一日のほとんどを小説を書いて過ごしています。
結果として人付き合いが段々と減っていき、小説を書かなければやることがないところまで来てしまいました。ほかの趣味を持つよう努力していますが、何をしていても小説のことが頭をよぎります。正直言ってやめたいです。
プロの方は執筆と私生活のバランスをどのように取っていますか?

森沢明夫

【NEW】 「〜したい」という気持ち(素直な欲望)を大事にして下さい。
それが、人生を充実させるということでもあると思うので。

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うどん

森沢先生は、虹の岬の喫茶店をどのように思いつかれたのでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 かつて、ぼくは、某雑誌で「渚の旅人」という連載を持っていました。
本の海岸線を一本の線でつなぐ、という壮大な旅をして、それを紀行エッセイとしてしたためていたのです。

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燃え尽き先生

文章力をあげるには、沢山本を読むこと、沢山書くことと聞きますが、これら以外にも何か方法や考え方はありますか?

森沢明夫

【NEW】 よく「小説家になるために、大事なことは何ですか?」という質問を受けます。
その質問にたいするぼくの答えは、これです。

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かえる

小説の腕を上げるために、なにか「練習」や「鍛練」のようなことはやっておられますでしょうか(あるいは、過去やっておられましたでしょうか)。やっておられる場合はその内容をお伺いしたいです。

森沢明夫

【NEW】 うちの子供が小さかった頃、寝かしつけるのはぼくの役目でした。
最初の頃は、部屋の照明をつけて絵本の読み聞かせをしていたのですが、なかなか寝ない子だったので、途中から部屋を暗くして、ぼくが即興で作った物語を聞かせるようになったんです。

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女騎士

森沢先生は、1冊の本を書くときに、シーンは合計で何個にしようとあらかじめ決めていますか?

森沢明夫

【NEW】 シーンの数は決めていませんが、でも、シーンを重ねるようにしてプロットを作るのは正解だと思います。
ぼくも、そうやっています。

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ブルーマーメイド

既存の作品を参考にすることは、ありますか?

森沢明夫

【NEW】 ぼくは常的に小説、映画、ドラマ、漫画、アニメなどのストーリーに触れるようにしているので、しょっちゅう「おおっ、こういうのを書きたいな」と膝を打っています。

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ミミズクさん

プロから見てアマチュアはどの様な位置付けでしょうか?金を産み出せない物語しか書けない人達、技術が拙い人達、若い人ならダイヤの原石であり老年なら技術も金を産み出す事も出来ない単なる数会わせの一部でしかないのでしょうか?私はプロが書きたくても書けないものが出来るのがアマチュアの世界でもあると考えていますし、金銭の授受がない代わりに表現に制約がないとも思っています。これは間違った或いは偏った考え方でしょうか?

森沢明夫

【NEW】 まず、「ぼくから見たアマチュアの人とは」ですが、これには答えようがありません。
老若男女、いろんなレベルの人がいるでしょうし、プロより才能があって、すぐれた作品を書いている人がいるかも知れません。

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丸焼きターキー

先生は、三幕構成を使用していますか?

森沢明夫

【NEW】 物語の流れを「設定→対立→解決」とする考え方を「三幕構成」といいます。
ざっくり書くと、こんな感じでしょうか。

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殻ひよこ

スキル0、本を読む事が好きなだけ。そんなでも物語を、書いてみよう! 物書きそんなビギナー中のビギナーにまずかける『言葉』はありますか?

森沢明夫

【NEW】 ぼくは釣りが好きなので、釣りの本を読んだり、動画を見たりしています。
でも、プロの人ほど知識はないし、経験もないし、情熱もないし、テクニックもなければ、高価な道具も持っていません。
それなのに、少しでも時間があれば、ふらっと海や川に行き、のんびりと竿を出しています。

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アマビエペンギンさん

登場人物の感情が、自身と同調してしまったと言うことがありますか? 逆に、登場人物に自身の感情をぶつけ過ぎて、暴走してしまった事がありますか?

森沢明夫

【NEW】 著者のぼくを、そのまま登場人物にするのであれば、そういうことが起こりうるかも知れませんが、実際は、ぼくとは無関係なキャラクターをきっちり作り込んで、彼らの行動を客観的に見つめながら文章にしているので、単純に同調したりキャラクターを暴走させたりしたことはありません。

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女魔法使い

「アイデア出し」の回答で、「SNSで発見したネタを自分の書きたい小説の世界観に合うように磨く」とありましたが、収集したネタを自分のものにするためには具体的にどのようなことをしたらよいでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 SNSで小説に使えそうな悩みを発見したら、その悩みをキャラクターの個性を引き立たせるように微調整したり、物語をより良くするために加工したりする、ということが必要になってきます。

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女神官

文章の書き方がブレてしまい、なかなか上達しません。コツみたいなのはありますか?

森沢明夫

【NEW】 いわゆる「文体のブレ」というやつですね。これはプロの作家でもしばしば陥ってしまう落とし穴です。

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ノベラひよこ

作家としてこれだけは譲れないという思いや考えはどのようなものがありますか??

森沢明夫

【NEW】 恥ずかしながら、ぼくは、とても厚顔で、おこがましくて、幼稚な人間なので、まじめに「エンタメの力」を信じています。
それゆえに、読者がぼくの作品を読了して下さったときに、それぞれの未来がきらきらして見えるような作品を書く、と決めているんですよね。

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イワトビペンギンさん

言葉の豊かさやモノごとの表現の組み合わせについて、引き出しをたくさん持つには、本を読むことや人と会って話をすることの他、森沢さんは心がけていることはありますか?

森沢明夫

【NEW】 ぼくが小説を書くときに、とても大切にしているのは、「なるべく感情を書かない」ということです。
たとえば「ぼくは悲しかった」とか「ぼくは悔しかった」などとは書きません。

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マンドラゴラ

人間観察はされるのでしょうか? もし人間観察をされるのであれば、どの点にポイントを置いて、どんな情報を収集しようと考えておられるのでしょうか?

森沢明夫

【NEW】 人間観察 って、ホント面白いですよね。
何が面白いって、時々、ぼくの発想(常識)の外側を行く言動が見られるからです。
そういうときは、ある種の感動すら覚えますし、そのシーンは小説に活かされやすいと思います。

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探偵

モチベーションを上げる方法や、やる気を出す方法を教えて下さい

森沢明夫

いや、もう、それが分かれば苦労はしません。誰か、教えて〜!
と、ぼくが言いたいわけですが……、ボヤいていても仕方がないので、ちゃんと有用な話をしますね。

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女子高生

作品のタイトルはどうやって作っていますか?

森沢明夫

【NEW】 タイトルに関しては、いろいろなパターンがあるのですが……、たとえば、まず、文芸誌などの連載時に「仮タイトル」を付けておき、読者の様子をチェック。そして、単行本化する際にタイトルを付け替える──ということがよくあります。

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吟遊詩人

子供の頃なりたかったものはありますか?
小説家になっていなかったら、どんな仕事をしていたと思いますか。

森沢明夫

【NEW】 海洋生物学者か、考古学者かなぁ……

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白百合

執筆される時に座られる椅子(メーカー、種類)を教えていただけないでしょうか

森沢明夫

【NEW】 小説家は、座っている時間がとても長いんです。
しかも、ぼくは腰痛持ちなので、椅子にはちょっとこだわりました。

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野辺良神社の巫女

創作、執筆ができない、お書きになれない時はどのように状況を打開なさっていますか?
よろしくお願いいたします。

森沢明夫

【NEW】 筆が重くなる。あるいは、止まってしまう──。
そういうことは、ホント、毎日のように起きるので、もはや日常の出来事なんですよね。

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男盗賊

作業をするのに、アナログとデジタルをどのように使い分けていますか?

森沢明夫

【NEW】がっつり取材をするときは、小さな(B6とかの)リング綴じのノートに、ボールペンで走り書きをしています。
多少の雨に濡れたり、地面に落としたりしても壊れませんし、スマホに入力するより早くて、しかも電源がいらないので。

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イワトビペンギンさん

自分は飽き性なので長く書き続けるのがどうしても難しいです。
小説家の人って同じ小説を書いていて飽きないのでしょうか?
また、長く小説を書き続けるコツは一体なんでしょうか。

森沢明夫

【NEW】何を隠そう、ぼくも飽き性です。
なので、毎日のように逃げ出したくなっています(笑)。

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アルパカ

9/1のご回答文に関連した質問です。キャラの中に入る・近くから観察するなどして、完覚全てを文章に落とし込むとすると、情報量が大変多くなると思います。そのまま小説にしてしまうと描写過多の冗長なものになってしまいそうに思うのですが、これら情報の取捨選択はどのように行っておられますか?

ミミズクさん

ヒロインを書く場合、そのヒロインに作者自身も恋をしている場合の方がより魅力的なヒロインになるでしょうか?

アマビエペンギンさん

森沢先生は、書いた作品の手応えと、実際の評価は合致していますか?ヒット作は書いている時に何かしら違う感覚があるものでしょうか?

かきあげうどん

作家になった際、担当さんとはどのような関係性を築けばよいでしょうか?どのように一緒に作品を作るのがよいでしょうか?

悪役令嬢ちゃん

森沢先生が小説家になって1番よかったと思ったのは、いつでしょうか?また、どんな時でしょうか?

着物少女

森沢先生は、小説家として1日をどのようなサイクルで過ごされていますか?

ロボ先生

私は物語を書くときに歌などから着想を得ることが多いのですが、その歌の歌詞などに強く影響を受けてしまい、どうしても表現が似てしまいます。先生は創作活動をする中で、なにかの影響を受けることはありますか? またそのような場合でも自分らしい表現を書くために心掛けていることはありますか?

企画概要

ノベルアップ+初のQ&A企画を開催!

小説を執筆する中で「こんなときどうすればいいんだろう…」という悩みはつきものかと思います。
そんな小説を書く上で困ったことや気になることを大募集!
ベストセラー作家の森沢明夫氏が回答します。

5つのテーマで質問を大募集!

公式コンテンツ内に5つの「質問テーマ」を立ち上げ、各テーマごとに皆さんからの質問を募集します。
頂いた質問のなかからピックアップされた疑問に森沢氏が解決策を提示します。
各質問テーマの募集期間は2週間程度で、下記内容で募集します。

  1. アイデア出し(着想)について
    質問受付期間:2021年7月15日(木)17時~7月28日(水)
  2. 設定を考える(キャラクター、舞台、取材関係など)
    質問受付期間:2021年7月29日(木)12時~8月11日(水)
  3. ストーリー作り(あらすじ)
    質問受付期間:2021年8月12日(木)12時~8月25日(水)
  4. 執筆
    質問受付期間:2021年8月26日(木)12時~9月8日(水)
  5. 作品の見直し(推敲)
    質問受付期間:2021年9月9日(木)12時~9月22日(水)
  6. その他、①~⑤のテーマに当てはまらないものでも、森沢氏に聞いてみたいことがあればどんなささいなことでも質問OK!
    質問受付期間:2021年7月15日(木)12時~9月28日(火)

質問数などに応じて募集期間が変動する可能性があります。

執筆中に行き詰ってしまいやすい部分などをどしどしご質問ください!
質問の回数に上限はありません。
1つのテーマで複数質問したい場合はコメントを分けてご質問ください。

質問の募集・回答は公式コンテンツで掲載していきますので、質問したいことはメモに残してお待ちいただけますと幸いです。

森沢明夫(もりさわ あきお)

小説家。1969年、千葉県生まれ。早稲田大学卒業。

日韓でベストセラーとなった小説「虹の岬の喫茶店」は、吉永小百合主演映画「ふしぎな岬の物語」として公開され、モントリオール世界映画祭で二冠を獲得。

さらに、高倉健の遺作となった「あなたへ」や、有村架純主演の「夏美のホタル」もヒットし、小説もベストセラーとなった。

他にも「津軽百年食堂」「ライアの祈り」「癒し屋キリコの約束」「きらきら眼鏡」など、映画・テレビドラマ・漫画化したヒット作が多い。

近著に「おいしくて泣くとき」「青い孤島」などがある。

『虹の岬の喫茶店』書影 『青い孤島』書影

参加方法

  • 7月15日よりQ&Aページを公開します。
  • 各質問募集テーマのエピソードにコメントで質問したいことを投稿してください。
  • 募集テーマに沿っていれば質問数に制限はありません。
  • 募集期間は2週間を予定しておりますが、コメント数などに応じて変更となる可能性があります。
  • 募集期間については各エピソードにて記載いたします。
    変更の場合もエピソードに記載いたしますのでそちらをご確認ください。

注意事項

  • 投稿いただいた質問コメントすべてに回答を行うわけではありません。
  • 投稿いただいた質問コメントと森沢明夫氏による回答をまとめ書籍として飛鳥新社から出版を予定しております。
    質問の投稿をもって、書籍に使用される可能性がある点にご同意されたものとします。
    質問者のユーザー名も使用する可能性があるため、匿名希望の場合は、質問とあわせてその旨ご記入ください。

開催期間

  • 2021年7月15日(木)から
  • 2021年9月28日(火)まで(予定)
  • 各テーマの募集期間については各エピソードにて記載いたします。
    変更の場合もエピソードに記載いたしますのでそちらをご確認ください。
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