衝撃的なアイディアとドラマティックな展開のSF百合作品

♡

500

〇

0

 本作、『金曜日には血の雨を』は現在開催中の、ロボット工学三原則短編コンテスト参加作品です。  さて、今回ご紹介する『金曜日には血の雨を』は、上述のコンテストのテーマである「ロボット工学三原則」もうまくギミックとして使っているのですが、そのあたりおいておき、まず特徴的なのが、舞台設定です。  なんと宇宙船の中です。  ロボット工学三原則短編コンテストでは、ロボットとの関係性をテーマに、地上を舞台にした作品が多い中、舞台設定から、すでに目を見張るものがあります。  では、作品紹介のため、本作のあらすじを簡単に書いていきます。  星間にはびこる悪を斬る、暗殺者「ブラッディ・フライディ」の噂が広まった世界。とある小型宇宙船に密航したコトコは、一人の女の子と出会います。  彼女にフゥと愛称をつけ、このご時世では衝撃的ともいえる濃厚接触(意味深)をします。  読む人を選ぶと言えば選ぶのですが、コメディタッチで濃厚な百合を堪能できると思います。  描写的に百合なのか悩ましい気もしますが、百合です。多分、きっと、おそらく。  ちなみに、フゥの正体が誰かは読んでみてのお楽しみです。  後半、コメディタッチの明るい雰囲気から一転、シリアスムード漂う展開になってからも、精神的に濃厚な百合を堪能できると思います。  あれは圧倒的な百合です。(断言)  非凡な発想力と、確かな筆力に支えられた、SF百合作品である本作『金曜日には血の雨を』を読んでみませんか?

4

投稿日:2020年4月29日 21:48

最終更新日:2020年4月29日 21:48