少女の記憶の扉の先にあるものは・・・

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彼女はご当地有名人。 山に囲まれた小さな町穂乃咲(ほのさき)町の有名人。 この町唯一の観光名所木花(このはな)神社の跡取り娘。生まれながらの咲神命(サキガミノミコト)に仕える巫女。 そんな彼女がある時病院で眼を覚ます。彼女が自身の記憶を遡ると1年と2ヵ月の記憶がない。 医師との会話で自分がその間ずっと寝ていたと理解する。ただいたる所にある違和感。 その違和感の正体が掴めぬまま彼女は、病院の談話室で一人の美しい少女と知り合う。 少女と穏やかな時を過ごす中で、彼女は2つのことと向き合うことになる。 自分の記憶と少女の想い。 彼女が自分の記憶の扉を開ける時いったい何が起きるのか? 少女の想いにどう応えるのか? とても丁寧な心理描写、病院と言う比較的情景描写を抑えられる場所を舞台にしているにも関わらず、ここぞという時に発揮される情景描写。 登場人物達もしっかりと個性を発揮し、軽快なトークで物語のテンポをとても軽快なものにしてくれている。 文章構成も見事で、随所に散りばめられた謎が、読者を先へ先へと(いざな)う。 幕間として入る母親と娘の会話が、この物語に更なる期待感も加えて来る。 主人公が記憶の扉を全て開き、少女への想いへの答えをだす時、何が起きるのか。それは是非、皆さん一人一人の眼で確認して頂きたい。 これまで読んだWèb小説の中で、五指に入るお薦めの秀逸作品!

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投稿日:2020年7月5日 21:50

最終更新日:2020年7月5日 22:16