ネタバレ

凍った時間が動き出すまで

♡

1,000

〇

0

 時間を巻き戻し、やり直したいことがある。今までに何人がそう思っただろうか?  ……筆者も、一度のみならず何度も、そう思ったことがある。  しかし、時間は戻らない。  前回受けた期末テストの前にも、わずか一秒前にも、そして……五年前にも。時間が戻ることは、ない。敢えて言う必要の無いくらい当然のことである。  それは当然の事実にもかかわらず、彼は……“僕”の時間は、五年前のままであった。それゆえに、“僕”は後悔を増やしてしまう。  だが、五年後。二十歳を過ぎ、それでも心の中の時間は五年前のままであった、ある日。  一人の後輩女子が、凍り付いた時を動かした。  “僕”は、このときは間違えなかった。後輩女子に、過去を話した。  そこで“僕”の本当の心が、明かされる。他社に興味を持たず、冷淡に接する――それとはまったく異なる、本当の心が。  一度動き出せば、あとは止まらない。  後輩女子が“僕”の話を聞いて興味を持った、“僕”の想い人――上原灯里――。その写真を探していたときに、見つけた便箋。  それには、何が綴られていたのか。そして、灯里の記した手紙を読んで、“僕”は何を思ったのか。  一つ言えることは、“僕”はこれから希望を持って、未来へと進むことだ。  自信をもって、この物語をオススメしよう。  そして願わくば、このレビューが作者様のリハビリの励みとなることを祈る。

3

投稿日:2020年9月16日 08:38

最終更新日:2020年9月16日 08:55