引き継がれし命は、世界になにをもたらすのか

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尽きし命の抜け殻。 それはまさにこの世界のパンドラの箱であった。 破壊されたドラゴンの遺骸から飛び出して行く災厄たち。 そして、ポツンと残された金と銀に輝く希望。 希望から生まれてきたのは小さなドラゴン。 小さなドラゴンは出会う。 母の如き一匹の獣と小さなドラゴンを護ろうとする人ひとり。 現在まで物語はドラゴンの成長記といった様相を見せているが、おそらく物語が深まっていくのはこれからだろう。 しかし、自分はすでに魅せられてしまった。 容易に眼に浮かぶドラゴンの可愛らしい姿に。 それだけ幼きドラゴンの行動の描写は見事だった。 これは、決して想像だけで書けたものではないと断言できる。 作者のしっかりとした動物観察が土台にあることは疑いようがない。 これは想像だが、そのしっかりとした観察の根底にあるのは動物への愛じょうだろうか? きっとそうに違いない。 その愛情の全てが、この小さなドラゴンには惜しみなく注がれているのだろう。 まさに母親である。 そんな愛情たっぷりに育てられているドラゴンの今後の活躍が期待できない訳がない! 果たしてこのドラゴンの成長の先には何が待つのか? 私はしっかりと見届けさせてもらいたいと思う。 貴方にも是非見届けてもらいたい。

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投稿日:2020年10月18日 01:28

最終更新日:2020年10月18日 01:58