魔女系作品「少女シオンと本の魔女 ~本の魔女に育てられた少女は、少年を守るために立ち上がる~」の紹介をさせていただきます! この作品は、魔法の本を持つ少女「シオン」を主人公とした、王道ダークファンタジーです。 シオン自身は魔女ではなく、本の世界に住む「魔女エドゥバ」の力を借りて、本の世界を旅します。そして本の世界で得た知識や経験を武器として、現実世界に立ち向かっていく、ファンタジー小説です。 個人的に上げたい三つのキーワードは 「魔女が宿る魔法の本」 「体の一部が金属になるゴーレム病」 「知識と経験、そして勇気を武器に戦う」 です。 一先ずあらすじから! ◆あらすじ(作者様のページより抜粋) 少女の手には、一冊の本が握り締められていた。 その奇妙な本は魔女が宿る魔法の本だった。 本の世界で得た知識と経験、仲間の大切さ、そして勇気で少女は病んだ世界に立ち向かう! そして襲いかかる敵は本を破壊し、人々から知恵を取り上げようとする謎の教団。 魔女の正体は? 教団の目的は? 島の過去とは? 不思議な世界で数々の謎が織り成す、シリアスダークファンタジー! ◆注目ポイント! とにもかくにも、魔法の本がこの作品のポイント。 シオンをはじめ、現実世界で魔法を行使する存在はおらず、戦闘となると泥臭く剣や弓で戦います。 しかし少女には、本の世界で得た知識と経験がある。勇気もある。幾度となく襲い掛かるピンチを、機転とアイディアで乗り越えていく姿は、読んでいて痛快! 登場人物も魅力的で、特に本の世界に登場する「かえる師匠」や「マスター・フォックス」など、個性的な仲間も登場します。 視点変更も少なめで、主人公が活躍するシーンも多いので、テンポよく感じることでしょう。 ゴーレム病という「体の一部が金属になってしまう病気」も、物語にアクセントを加えています。侵された人の絶望感や、閉塞感が物語にも反映されていて、今後この病気がどうストーリーに影響するのか、要注目です! ◆最後に一言 「魔法の本」という個性がありながらも、ストーリー展開はとっても王道! 期待していいですよ!