レビュアー

あえての、「とても面白いです」

♡

1,000

〇

0

 本当に感動した時こそ、感想は短くなりませんか?  言葉を尽くして好きなところを説明するなんて、  冷めてきた恋人を好きだと説明する時のよう……。  そんな風に思わせる魅力がこの作品にはあります。  とても面白いです  本当はここまでで終わらせたいのですが、実はレビューは500文字が下限なのです。  ですから私は、子供が好きなアニメの説明をする時にように、好きなところを並べていこうと思います。  まず、薄暮の世界が美しくて、儚い。  よくSFでは恒星の出力の違いや自転周期の違いが描写されますが、この地球と似てちょっと非なる世界において、日中の薄暗さが妙に心に残ります。  ちょっと薄暗い世界の、ちょっと薄暗いお話。  なんだか暗そうなのに、中身は…中身も暗いですね。  心に闇を抱えた住人たちが、それぞれの想いを抱えて、それでも何かを大切に思って生きていく様が美しいです。  美しいけど暗い。  けれども、読後感は爽快です。  この辺の矛盾した感情を掻き立てられるところが、「とても面白い」です。  ストーリーに関しても、請け負った案件を解決していくタイプで、それぞれの依頼者や敵に物語があり、背景があり、引き込まれます。ああ、みんなに人生があるんだな。  最後に、好きなアニメを語るチビッコ調にいきましょうか。  妖刀の!!名前が!!かっこいい!!  効果も!!最高に!!かっこいい!!  これ買ってー!妖刀の所有者ごと、妖刀買ってー!!!  蘭丸がかっこいい!!萌えた!!  彩子もかっこいい!!萌えた!!  誰も彼も素敵!!萌え死ぬ!! この、「左団扇奇譚」の世界観とは似ても似つかないレビューから本編を読んでくださる方がいれば、レビューとの落差で、なお美しいと感じるでしょう。 それを願って。

6

投稿日:2019年11月29日 13:40

最終更新日:2019年11月29日 13:41