ネタバレ

緻密に計算された雑さ

♡

100

〇

100

 タイトルを見た時、これは某系統のテンプレ作品を茶化したパロディー小説だなと思って興味本位で読み始めました。  作者の千鳥さんの作品は「ゴリラ小説大賞」「文字の魚コン」等の自主企画で短編を何本か読ませていただいたところ語彙力と文章力の高い作家さんという印象をもっていたのですが……。  冒頭から「バーーーーーン!」「ブワアアアアアア!」「ピカァァァァ!」と擬音のオンパレード! 箇条書きに近い雑な文章に唐突な展開と語彙力が崩壊ているしご都合主義なのにちゃんと意味とストーリーが理解できる上に破綻しないだと?  これは語彙力が高い故に成立する高等テクニック! 間違っても素人が「あっ! こんな感じでも読まれるんだ」とか言って真似しちゃいけません! 大怪我しますよ!  さらにただのコメディーと思う事なかれ! 要所要所で入るシリアス回の語彙力の高さに注目! 作者さんは「ドーーーーーーーンしたい方は飛ばして下さい」と謳っておりますが飛ばしちゃダメ! 読んで無いとこの作品の魅力半減です!  ネタバレするのでストーリーに関しては触れませんが雑な世界観と語彙力崩壊にはちゃんとした意味があり最後まで読むとある種の感動と爽快感があること間違い無し!  拙いレビューで申し訳ありませんでしたがこの作品は最高です!  サクサク読めますので是非ドーーーーーーーン! と読んでみて下さい!

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投稿日:2020年12月6日 15:54

最終更新日:2020年12月6日 16:19