企画にて、良いところを三つ書かせていただきました。

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【良いところ三点】*冒頭から順に三つの凄いなと感じた点です。 1*記憶を失った主人公の心理。 確かに主人公は前向きではある。しかし、じっくりと読むと揺れているのも分かる。 全然気にならないわけではない。でも、無くしたものは仕方ないと思うしかない。それが何年もだったら話も違うのかも知れない。しかし、一か月ちょっとの中の少しの記憶ならばと。 そういう気持ちの揺れの部分がとても巧いと思います。 2*違和感のある日常。 不思議な感じの日常である。確かに主人公は幼馴染みと友人と以前から仲が良かったのであろう。しかし、主人公の一歩引いたような視点は、二人が目の前にいるにも関わらず溶け込んでいないように感じる。それは失われた記憶と関係があるのだろうか? 恐らく主人公の質問について嘘があるのは想像がつくのだが。友人は真実を知っているようにも思えるのだが、何となく馴染んでいない日常に違和感があり、不思議な感じがする。 3*運命の分岐点。(P9) この物語は、あらすじに予め分岐があることを示している。つまり、過去を忘れた主人公は過去とは違う運命を辿るということ。この後どうなっていくのか、全く予想もつかないが初めから幼馴染みの気持ちは、読者へは伝わっていた。主人公は彼女に振り回されつつも好意を持っている。それが何故かはいまいちわからなかったが、この部分に来て納得がいった。主人公は何故彼女が”こう”なのかを知っていたからである。ここへきて納得できる理由が明かされることも凄いが、主人公の選択にヒヤヒヤしてしまうという、読者を何とも言えない気持ちにさせるのも凄いと思う。 凄くハラハラする展開であり、この後どうなるのか凄く気になる展開である。

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投稿日:2021年9月13日 21:42

最終更新日:2021年9月13日 21:42