再び巡る人生が救済するのは、己自身か、それとも世界か

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彼女の首が落ちた。 怒りと悲しみと困惑を抱えたまま、あっけなく落ちた。 愛した男の命により、魔女としてその命を終わらせた。 だが彼女の運命は終わらない。 彼女と瓜二つの女神に拾われた魂。 女神は語る。 お前は死ぬ運命ではなかったと。 全ては禁忌を犯した黒魔導師のせいなのだと。 もう一度人生をやり直せと。 再び課せられた棘の道。 彼女は再び戦う。 輪廻を繰り返す黒魔道士と。 若くして終わる己が人生と。 女神の名を受けた3神獣。 神に近い古代からの一族のを引く少年。 懐かしき友。 そして己の命を奪った愛しい人 様々な者達と出会い、変化する運命を体感しながら、彼女は戦い続ける。 虚しい死で終えた人生を変えるために。 その先に、どのような結果が待っていようとも。 読みやすくテンポの良い文章。 スピーディーな展開。 物語を鈍らせるような説明文はなく、必要なことは、描写や物語の展開の中で巧みに語られる。 おかげさまでなんの苦労もなくすらすらと読める。 物語を支える大きな謎と、運命に抗う主人への期待感により、ページを捲る手も止まらない。 今後の展開もたいへん期待の持てる秀逸作品。 ただ楽しむだけでなく、小説を書く身としては、見習うべきところ満載の作品。 是非、御一読を!

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投稿日:2020年9月10日 12:57

最終更新日:2020年9月10日 13:09