この作品を知ったのは、他でもない作者様から拙作へ、「私の作品に似てますねー!」とのコメントを頂いたから。 さっそく気になり、拝読してみると……なるほど、なんだか近しいものを感じます! 拙作は妖怪がお客様、本作は動物がお客様、と対象の違いはあれど、 お悩み解決型のストーリー、 お客様がテンポ良く次々にかわる、 などの共通点が多いんです。 そして、なによりの共通点が、 お客様のクセの強さ! 本作は、クセの描き方もたいへんウマいです。面倒くさがりのヒロインちゃんが、翻弄されたりイライラさせられる様子がしっかり描きこんであります。読者は、ヒロインのイライラっぷりに感情移入しながら動物と触れ合えるわけです。この際、読者もイラッとしつつも、やっぱり動物カワイイ!と思える絶妙なラインに線引きがしてあるんですよねー。 次の話は、どんな動物が出てくるのかな? という以外に、気づけばもう一つ期待を抱いてしまいます。 次の話は、どんなふうにイライラさせてくれるのかな?、と、 コレ、スゴくないですか?!普段生きてて、あ〜イライラが楽しみだなーッて思えることって、そうそうないと思うんですよ。 作者の手に掛かれば、イライラさえもエンターテインメントになっちゃうんです! ぼくは、コレを「イライラ萌え」と名付けたいです。