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ネタバレ

マオルーグとユーシアの距離感がいい!

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まず、見た目は可愛い姫なのに中身が勇者!しかもおっさん!というギャップが楽しい作品です。 元勇者ゆえか好奇心旺盛、だけども体力や筋力が足りず、姫という立場もあって思うように動けないもどかしさ。スガルグからプレゼントされた剣を喜ぶ姿。可愛いだけでない、芯のしっかりしたユーシア姫です。 元魔王のマオルーグですが、再び人間に徒なそうとはせず、平和な世界を生きているところが良かったです。 二人だけが前世の記憶を持っていることから、知り合ってすぐから気心の知れた相手のように過ごしています。その距離感が、この作品の持ち味だと思います。 過去には敵同士、しかも魔王にとっては勇者は自分を倒した相手。 しかし今はそれを恨みに思ったりせず、相手のことを思いやり合う関係を築いています。 二人の周囲のキャラ達も、それぞれに前世の面影を残しつつ、今の世を楽しんでいます。 「お忍び祭り」に見える、他の種族との交流や、ユーシアのマオルーグへの気遣い、「勇者が生まれた日」に描かれる、城下の人々のユーシアへのあたたかさやマオルーグの思いなど、人の心の優しさが見えるところも素敵です。 時にはシリアスな場面もあります。しかしユーシアの明るさからか深刻になりすぎず、作品とキャラに深みを与えているように感じました。 ファンタジー世界を、冒険以外も楽しみたい人にオススメです。

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投稿日:2020年2月21日 20:21

最終更新日:2020年2月21日 20:59