レビュアー

恋愛 × ○○ は至福の一時

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 恋愛 × ○○。 様々な掛け合わせが目立つジャンル、恋愛。  私は恋愛モノが大好きで、その中でも特に"恋愛 × 食べ物"が大好物です。  『恋愛 × お弁当』や 『恋愛 × 作り置き』 食べ物と言っても一括りにするのは難しく、それが物語の多様性を生んでくれます。  そして、この『珈琲としろっぷ。』は 『恋愛 × 珈琲』 という食べ物の中でも、少し珍しい掛け合わせですが、()()が物語をより良いものにしています。  この『珈琲としろっぷ。』は"主人公"の恋愛に加えて、珈琲に関する知識を盛り込んだ作品です。 特に"珈琲"に関してはかなり力を入れているようで、物語の中に珈琲の名前や豆の種類などの知識が違和感無い程度に上手く組み込まれ、物語が終わった後には『☆』で、珈琲の 『苦味、酸味、甘味、コク、香り』 の度合いと、備考のような解説を書いてくれています。 読んでみれば、作者の方の珈琲愛が伝わってくるはずです。  珈琲を飲む方からすれば、新たな珈琲を見つけるために読む……という読み方もできるのではないでしょうか。  私のように、珈琲が好きでない方からすれば「詳しく解説された所で……」と思う方もいるかもしれません。  しかし、この作品には綺麗で読みやすい()()があるのです。  なんと言っても、珈琲について話しながらもしっかりとイチャイチャしている主人公カップル。 甘いです。初々しい感じが何となく漂っています。  さらに、読み進めていくと、珈琲の説明が癖になってくるんですよ。 この作品の良い個性である『珈琲』と癖が少ない『恋愛』……バランスがキャラクターの会話とシナリオによって、絶妙に……  前述の通り、癖のあるタイプの恋愛ではないので、恋愛に興味がなかった方も、これを機に恋愛に手を出してみるのもよいかもしれません。  珈琲の知識を深めたい方、珈琲を知りたい方、珈琲を知らなくても恋愛が大好きな方、初めて恋愛を読む方。 ストライクゾーンが広く、読みやすい良作です。  是非、ご一読ください。

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投稿日:2021年1月13日 10:53

最終更新日:2021年1月13日 17:28