レビュアー

短文と侮るなかれ

♡

1,000

〇

0

この作品は短文――ショートショートと言った方が正確なのか?――集という構成で、読者としてはすごく入りやすいし、読み進めやすい。このレビューを書いている私自身も、サクサク読み進めることが出来た。 だが、それだけではない。 11話の長さこそ短いけれど、それぞれに中々濃く、時に重い物――いずれも勿論いい意味で――が詰まっている。だから、読んでいる最中はさらりとページをスクロールしているだけに感じるが、読み終えた後は不思議な気持ちになる。 これはどういう意味だろうと考えを巡らせたり、意味深な表現にもう一度最初から読み返したり、妙な恐ろしさや不気味さが残ったり……()()()()()()()()()()()()()()()。 実は短文でそういう表現をするのは難しい。 (ノベプラ外だが)私も、ショートショートを何度か書いてみた経験があり、それなりに感じているつもりだ。限られた範囲で伝えたいことを伝えきる様に、しっかり書き上げるのは結構大変だ。下手をすると、長編を書き上げるより難しいかもしれない。 だから短文で、そういうことを感じさせる物を書けるというのは、すごいと同時に憧れる。 故にタイトルの通り、この作品を「短文と侮るなかれ」。 すごく偉そうな文章を続けてしまいましたが、纏めると、 世界観や表現が毎回すごかったです。 これからも楽しみにしています。 ……ということです。 以上、「採集箱」作品レビューでした。

2

投稿日:2020年8月1日 11:32

最終更新日:2020年8月1日 11:56