はじめに、本作を世に送り出してくださった作者様に対して、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。私は昔から、ホラー作品が無性に大好きで大好きでたまりません。それゆえに、今日、こうして本作品を読むことができたことを非常に嬉しく思います。 トンネルが舞台の怖い話と云うのは結構な数有ります。その中でも、犬鳴トンネルの話は代表格と言っても良いでしょう。何しろ映画にまでなったほどですから。その中でも、今回の話は、少々特殊な世界観を持っています。何しろ、イケメンいたら二度と現世に戻ってくることができないように、その足を切り落とすと言うのですから。それは運転が積もり積もるのも至極当然の結果でしょう。こんな時、如何すれば良いかは明確には書かれていませんが、近づかなければ済むのかもしれません。 主人公の彼氏は、どうして警告を無視して車で入ったのか、謎が残ります。まぁ、大抵の場合、この手の警告は冗談でも脅迫でもないのですが。