レビュアー

「お休みのお土産」まで読んで

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「HJ大賞2020後期」タグで異世界もの以外のお話を探している中で出会いました。5話の「お休みのお土産」まで読んでレビューを書かせていただいております。  一話完結の短編連作。骨董店を営む店主、林檎と店を訪れるお客たちの交流を描いたお話です。  一話冒頭の骨董店を描写したシーンで引き込まれました。こんな素敵な店に行ってみたい。骨董にはそれほど興味はないけどこんな素敵な空間ならいるだけで有意義な時間を過ごせるはず、と。  林檎がお客や遊びに来た子供にお茶やお菓子をふるまってくれるのもいいなあと思います。描写がリアルで本当に目の前でそんな光景が繰り広げられているんじゃないかと錯覚してしまいます。しかも、とっても優雅で風流。いつか真似して林檎さんみたいにお茶の時間を楽しみたくなりました。  読んだ中では3話の「布の花」がお気に入りです。客として来た男性に感情移入してしまいました。恐らく私が「とわ骨董店」を訪れたら彼のように振る舞うんじゃないかなと。仕事で疲れている時に読んだら涙が出てしまうかもしれません。  一気に読むのはもったいないので少しずつ楽しませていただきたいと思います。

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投稿日:2020年12月25日 19:44

最終更新日:2020年12月25日 19:45