【あらすじ】 高校一年、入学して初っ端から友達作りに失敗した主人公、柚木。そして一週間もしないうちに後ろの席の美少女が柚木にかまうようになっていた。彼女の名前を彩香という。 彩香の印象は『もの静か』だが、その本性は小悪魔でいたずらっこ。実は超能力が使える。 彩香は、超能力で柚木のココロを読んで、いつも柚木をからかおうとする。接点を持とうとする。 柚木に対して『柚の居場所は私の横だけ』と言いつつ、その本心は『どこにも行かないで。一人にしないで』 超能力によるトラウマもあって、寂しがりやの彩香は柚木が自分の近くから消えることを嫌う。 だから、柚木をつかんだら放さない。一人になるのが怖いから。自分を受け入れてくれるのは、柚木だけだから。 いつも隣にいたくて、毎日柚木にお弁当を作ったり、体育のペアを組んだり、一緒に下校したり……。 柚木をからかったり、手の上で転がしたり……ときどき、逆にからかわれたりして、柚木との日常を楽しむ彩香。 柚木は、そんな彩香に『袖』だけじゃなくて、いつの間にかココロもつかまれていた。そしてあっと言う間に彩香へと引きずり込まれていく。 ココロのそこに芽生えたコイゴコロはだんだんと成長して……。 【注意事項】 ※この作品に『主人公かっこいい』を求めないでください。 ※この作品はファンタジーではありません。 ※この作品に超能力に関しての理屈はありません。 ※この作品に感動シーンはありません。 ※口から漏れるお砂糖の量が尋常でないかと思われます。読む前にお砂糖を吐き出すお皿をご用意ください。