新連載始めました。 一日一話更新予定です。 更新時間は特に決まっておりません。 ※カクヨム様、アルファポリス様でも公開しております。 アイドル大好きな地味系ドジっ子女子高生が、 ひょんなことから地下アイドルを目指し、 色んなことに全力で頑張る、胸キュンラブコメです。 ちょっとエッチな描写があります、ご注意ください。 【あらすじ】 今年高校に入学した一年生、神原完司(かんばらかんじ)。 彼は群れを嫌う、一匹狼だった。 とある、学校の休み時間。 完司はクラスメイトのこんな会話を耳にする。 「安達って、ほんとドジだよな。てか、ポンコツ?」 「俺あいつと同中だったけど、 皆んなから『ポンコツ杏子(あんこ)』って呼ばれてたんだぜ」 「はは、お似合いだわ」 これを聞いた完司は、心の中で「コイツらマジでうぜえ」と呟いた。 完司は正義感が人一倍強い。 人を小馬鹿にする、そのクラスメイトの言葉に腹を立てた。 と、そこに。 「はわわわわ……!!!」 何もない所で急に転び、手に持ったプリントの束を バサバサ、と。教室中にばら撒いた女生徒が一人。 その女子の名前は、安達杏子(あだちあんこ)。 ショートボブで眼鏡をかけた小柄な杏子は、大慌て。 教室の床にばら撒いたプリントを「あわわ」と必死に拾い集めていた。 それを見かねた完司は、杏子のプリント拾いに協力する。 黙って手伝う完司を見て、杏子は「はわわ」と、 大変申し訳無さそうにしていた。 そして──── 「安達、転んで怪我はなかったか」 そう訊いた完司に、杏子はこう答えた。 「ちょ、長女ですから……!」 会話が成立していないな、と。 意味が分からないな、と。 完司は杏子のことが少し心配になる。 そして、完司は集めたプリントを、 杏子と一緒に職員室に持って行くことにした────。