大陸の南にある『海の国』。 国の名前に相応しく、青い海や空に白と薄茶のレンガが映える首都・デルフィーノには王族の住む城があった。 遥か北の地方出身の青年・エリオットは将軍候補生として城に迎えられていた。 しかし、そのしなやかな身体に似合わない力業や剣術と冷たい雰囲気から同期からは氷獣・フェンリルと恐れらていた。 その日15時の鐘が鳴り、エリオットの心が躍る。 実はエリオットはその時間には決まって城を抜け出していて……? 異世界ほのぼの『おやつ』ファンタジー?
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