妖怪や化物、神獣に至るまで、ありとあらゆる異形と分類されるものが集まる「いろは坂」 そこで異形関係の問題を処理する「紅機関」に所属する祓い屋の少女「吾妻芳乃」は異形退治の腕は一流だが、最大の欠点として暴食を抱えている。 いつでもどこでも何かを食する彼女と異形退治のチームを組んで行動を共にする者のも、かなりの曲者揃い。 過去の事件をきっかけに彼女の保護者を務める純血の吸血鬼「壱岐西時」こと「ウェスタイム・イーラ」 そんな吸血鬼退治にやってきたのに、なんだかんだで異形退治の日常を共にする天使「平戸東馬」 宇宙人に連れ去られ、超能力を植え付けられて返品された不憫な元一般人能力者「風台北陽」 自分の妖怪としての姿を嫌い、人としての生き方を模範して過ごす蛟「戸町南波」 この五人で普段の異形退治の任務をこなしているのだが・・・今日は、そんな任務が終わった後のお話。 地域で行われている夏祭りに参加したチームの面々が繰り広げる日常のひとときだ。
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