1000年以上生きる最強の化け狸「ポンタ」は、人間の姿に化け、田舎の駄菓子屋を営みながら、時折悪い妖怪を退治して暮らしていた。 そんなポンタの悩みは、彼が生み出した最強武術「ポンポコ獣王拳」を継ぐ者がいない事である。 そんな最中、旧友達と酒を酌み交わしていたところ、不運にも妖怪トラック付喪神に跳ねられてしまう。 次にポンタが目覚めると、そこは見知らぬ森の中で子狸となっていた。 力の大半を失ったポンタは、異形の獣達と戦いながら、何とか異世界を生き抜いていく。 しかしついに力及ばず、絶体絶命の危機に瀕する。 そんなポンタを救ったのは、獣として生きる人間の少女「エナ」であった。 ポンタはエナにポンポコ獣王拳を継承する資質を見出し、弟子にしようと勧誘するが、突っぱねられてしまう。 そんなエナは、フワフワモフモフの毛皮を持つポンタを枕にしようと目論んでいたのだった。 この小説は小説家になろうでも投稿しております。 感想等お待ちしております。 表紙は「ぬちゃっぷ」様より頂きました。 ありがとうございます。
読了目安時間:16時間4分
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