勉強しかしてこなかったような奴らが急にクラスの陽キャ連中と絡んで遊ぶようになった。 周りからキモイと言われていた奴はいじられキャラとしてクラスの人気者になってしまった。 引くほどのオタクだった奴らはオタク仲間を集めたサークルを作ってそこでリア充になった。 そして……クラスに馴染めなかった私の身体は化け物になり果てようとしている。 友達も恋人もいない、キラキラもしていないし何か目標に向かって熱く熱心に取り組むわけでもない。 ただただ、残酷なまでの世界の不条理に対して叫ぶだけの毎日。 そんな私の毎日を青春だと言い切ってくれたのは…… 私より少し身長の高い、眼帯と右腕にまいた赤い布がトレードマークの変なお姉さんだった。 野暮天様の「アオハル・中二病」企画参加作品です~!!!
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