これは主人公である彼女が大学一年生になり、半年が過ぎた頃に起こったお話。 篠崎秋那はある日、中学時代に自分がイジメていた元同級生の本城綾乃と再会する。秋那は当時のように彼女へ向かって話し掛けるも、すっかり雰囲気の変わってしまった彼女にあっさり言い負かされてしまう。 あまりの屈辱にふて腐れている中、今度は秋那が現在付き合っている彼氏から、一本の電話が掛かってくる。その内容は、身に覚えのない彼への罵倒の数々だった。 イマイチ状況が掴めないまま、思い悩んでしまう秋那。するとその時、スマホに見覚えの無いアドレスから一通の件名の無いメールが届く。 『酷いなぁ。せっかく秋那のためにここまで動いてあげたっていうのにさ。少しは感謝してよね』 そのメールの送信主は、名を『A』と名乗った―ー。 ■この作品は、小説家になろう様にも同時掲載させていただいております。
読了目安時間:1時間20分
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