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  • ズレたお姫様が死刑しつつ平和を模索します

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    現代/その他ファンタジー・完結済・54話・376,170字 みやびつかさ

    2020年11月7日更新

    執行、執行、執行。 雪にうもれた地図の空白地帯に存在するソソン王国 ――世界は冬眠の王国(スリープキングダム)と呼ぶ―― では今日も受刑者への刑の執行が行われる。 喉を裂き、皮を剥ぎ、炎で炙り、四肢に結わえた縄を馬に繋ぎ、国民たちが石を投げるという、非人道的な公開処刑。 雪のキャンパスに描かれるサザンカの花を見て恍惚の笑みを浮かべるのは一人の少女。 その名はアレクサンドラ・ルキーニシュナ・アシカーギャ。通称サーシャ。処刑の音頭を執るはこの国の王女である。 「これは復讐なのです。長きに渡る夢見の国を、不当に目覚めさせた世界への」 時は二十一世紀。人道の尊重と平和への模索が行われる世界から、自ら隔絶し続けたソソン王国。 大帝に見落とされ、大戦で地図を焦がすこともなく、偉大な連邦にも加わえられることのなかったその国は、いまだに絶対君主制を敷いていた。 だが、長きに渡る優れた君主たちの統治により、国民の多くは先端技術や社会情勢とは切り離されながらも、幸せなくらしを営んでいた。 しかし、七代目君主であるルカ王が死に、忘れ形見のサーシャが王座へと就くことに。 公開処刑とそれを通して行われる復讐、そして国民への愛と平和の願い。 サーシャが目指すその先は、白い雪によく映えるレッドカーペットであった。 生と死、覆い隠された闇と倫理の裏。鎖された常冬の国で語られる人の心の物語。 注意:残酷描写かなり多めです。 (2020年春ごろに小説家になろうさんで連載してた作品です)