昔ギャルだったことを秘密にしている妻と強面なお巡りさんの夫とのすれ違いラブコメ。 以下、コンテスト用のネタバレあらすじとなります。 ネタバレが嫌って方は本編へ飛んでください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 容姿端麗才色兼備の高橋菜摘は、かねてよりお付き合いしていた大好きな強面警察官の小鳥遊修一郎と結婚した。 しかし菜摘には会社にも夫である修一郎にも秘密にしていることがあった。 それは菜摘が渋谷一のガングロギャルであったこと。親が仕事で家を空けっぱなしで寂しさと孤独を埋めるための行動だった。 ギャルになりみんなにちやほやされると寂しさは埋まるも、あっという間にまた孤独へと逆戻りになる。そんな菜摘を補導していたのが修一郎だった。 修一郎は根気強く気にかけ、孤独に怯えていた菜摘を救い出した。菜摘はそんな修一郎のことが密かに好きになっていた。 しかしある日、修一郎がギャル嫌いであることを知る。 今の自分では修一郎に好いてもらえない。菜摘はガングロギャルを辞め、肌を白くしメイクもナチュラルに変更。修一郎の好みの女性へと変貌を遂げる。 六年後に再会した二人は恋に落ち、その一年後結婚をした。ギャルだったことを秘密にしてーー。 必死にギャルだったことを隠していたある日、菜摘が務めるイベント会社の新規企画で女子高生の制服販促イベントが舞い込んでくる。担当となった菜摘は多忙な日々を送る一方で結婚式の準備のため写真を実家から取り寄せると写真ではなくガングロ時代の制服が届く。 修一郎に見られてはまずいとクローゼットに隠すも、修一郎に見つかってしまう。 秘密がバレたら離婚されると思っていた菜摘は制止する修一郎を振り切り家を出て行く。 実は修一郎は菜摘と七年前に再会した時から補導していたガングロギャルであることに気付いていた。 菜摘が何も言ってこないので、自分との時間は短かったので忘れられてしまったのだと思っていた。 修一郎は菜摘が忘れていても構わなかった。今も昔も菜摘に恋をしていたことには変わりはなかったから。 修一郎は家出をした菜摘を迎えに行き、お互い黙っていたこと、心の蟠りを吐露し、二人はようやくなんの偽りもない本物の夫婦になる。 (あらすじ:803文字)
読了目安時間:2時間22分
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