僕はクー・ライズ・ライト。 何処かのギルドで働いていた気がするけどたぶん気のせいだろう。 ここはそんな物があるような場所じゃないし。 それとも案外こっちの方が夢だったり? 頭が殴られた様にずきずきしている。 しかし肝心なのは目の前の女の人が何故か僕の願いを叶えてくれると言っていることだ。 理由は頭痛のせいで全く頭に入って来ないけど、くれる物は貰わなければならないと本能が訴えている気がする! やっぱりここは多くの現金、それとも食べ物。 いやいや、それより自分の力が増した方がお金とか食べ物とかが増えるのでは? とっさにそう思った僕は『経験値1で無限にレベルを上げたいです!」なんて言ってしまった。 ちょっとした沈黙からの、女の人から良いでしょうとの返事が。 喜ぶのも束の間、何か知らない森の中に突き落とされたのだった。
読了目安時間:40分
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