---------------- 【作者が考える作品のセールスポイント】 1.現役Vtuberとして活動する筆者の描く、リアルなVtuberの描写 2.お酒が絡んだ場の描写のリアルさ 3.大人の男女らしい、甘酸っぱくも落ち着いた恋愛模様 ---------------- とあるテーブルゲームサークルに所属する青年、五十嵐芳樹(いがらしよしき)には、Vtuber界隈でその名を知られた、日本酒に非常に詳しい居酒屋店主系トラ獣人Vtuber、虎嶋アラシ(こじまあらし)という裏の顔があった。 ケモノ系のVtuberとして圧倒的な知名度を誇るアラシであることを隠しつつ、リアルでは酒豪であれど酒に詳しくない体を装う芳樹。 彼は同じサークルに所属する酒好きな女性、阿部玲美(あべれいみ)のことが気になっていた。 アラシの熱心なファンで、配信にも欠かさずコメントをして来る、アラシの勧めたお酒を進んで購入し、なんならアラシに酒をプレゼントして来たりしながらも、芳樹がアラシであることに気が付いていない様子の玲美。 そんな玲美の振る舞いにやきもきしながらも、Vtuberとしての矜持で自分の正体を明かせずにいる芳樹はある日、玲美に一対一での飲み会に誘われる。 気になっていた女性であり、自分の熱心なリスナーである玲美からの誘いに、色めき立ち、また迷う芳樹は玲美に、酒の席で淡々と言われるのだ。 「芳樹くんのお酒の飲み方ってさ、アラシさんにそっくりだよね」 その言葉をきっかけにしつつ、不幸な事故で自分が虎嶋アラシだとバレてしまった芳樹は一層玲美を意識し始め、同時にVtuberとリスナーという立ち位置に悩むこととなる。 お酒が繋ぐ縁と宴。はたして芳樹は、自分の素直な気持ちを玲美に伝えることが出来るのか!? ※HJテーマ別長編小説コンテスト「テーマ① VTuberなどの配信業に携わるキャラクターを題材とした現代ラブコメ」参加作品です。
読了目安時間:1時間46分
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