夜を肯定する物語とは、夜型人間に、ほんの少しのエンターテイメントや、嬉しい物語や、エモい物語を伝えて、肯定していくことを目的とした小説である。 現代社会は、残念ながら、多くの人が昼型で生活することを前提としたシステムが組まれていると言えるだろう。しかし一方で、夜が好きだったり、夜という言葉から受けるインスピレーションに感化されやすかったり、夜になると元気が出てくるような、夜型人間というものは存在してしまうのである。 作者もその一人である。 夜型人間でありながら、昼型の社会に仕方なく合わせる為に毎日苦心し、生活のどこかで刺激を探している。 こうした人達を肯定していくことが、本作の目的である。 昼型を攻撃したいわけではない。繰り返しになるが、夜型人間が、夜に楽しめる場を提供することが本作の狙いである。
読了目安時間:2時間34分
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