最果ての海を目指した冒険家によって発見された『新大陸』。 そこは独特の進化を遂げた存在と、未知で溢れていた。 しかし、冒険家たちを乗せた船は新大陸で積み重ねた見聞を持ち帰る最中、嵐に呑まれ沈没。船は瓦礫となって、海底をさ迷っている。 当然、新大陸について記された航海日誌もだ。 私達が海の向こうに大陸があるのでは。と、考えるようになったのは、偶然浜辺に辿り着いた『見たことの無い形状の杖』を発見した事だ。 杖には大陸に存在する物ではない文字が刻まれており、冒険家の誰かが括り付けたリボンには、その訳が書かれていた。 『新大陸オオカミの遺跡 銀に輝く王の杖』 いまなお、かの冒険家が発見した新大陸に辿り着いた者はいない。 見つかったのは海に沈んだ航海日誌の一部と、貴重品が数点だけだ。 存在するけれど、私達が知らない場所。 これはとある異世界の冒険家が見つけた、新大陸の話。 ※ 煩雑だったため、改題・一部文章の削除・修正・加筆をおこないました。 読者の皆様にご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。 もし、異世界ファンタジーの世界に未知の大陸があったら。 そんなもしも。を、描いてみました。 人と獣人の世界を書く機会をいただいたので、のびのび書きました。 レポート風の文章を目指しているため読みにくいですが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
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