コンパクトにまとめたあらすじー日本人がとある液体のせいで不老不死の世界であるにも関わらず蔓延する殺人を眼異探偵(めいたんてい)の力を使って傘染秘嵩(かさぞめひかさ)と相棒の男の娘、緋切非呂剛(ひきりひろたか)が解決する。絶海の孤島にも行きます。意味を失った殺人に推理は必要だろうか? 詳細なあらすじー始まりは完全名探偵が奇蹟を起こしたこと。その日から百年後。 日本に覆われた赤い結界を突き破り小惑星が飛来する。その轟音とともに傘染秘嵩は記憶を失った状態で発見された。ここがどこかも分からないまま真理管理省と名乗る男からある説明を受ける。それは日本が現在赤い結界によって世界と断絶状態にあること。そして赤い結界の作用で緋色に変色を遂げた水によって日本人は不老不死になっているということ。 傘染秘嵩(かさぞめひかさ)は殺人が消えた世界で眼異探偵高校の眼異探偵科に入学することになる。真理管理省によって無試験での入学となった傘染秘嵩は何故か入学人数が定員と同じであるという奇妙な事実に気が付く。 この世界の知識を得るため図書館に行った傘染秘嵩は眼異探偵高校が生まれた理由に百年前に起きた十角家連続殺人事件が関係していることを知る。未解決の事件が暗く影を落とす。それは首千切り殺人だった。犯人は誰なのか。その目的は。 入学式の日、傘染秘嵩はついに現れた世界を終わらせる者と対峙する。傘染秘嵩の秘密が明かされるとき百年に亘る運命が動き出す。ほろ苦さ?泣ける?感動?そんなもの終わらせてしまえ。本格ミステリの未来を決する戦争が始まる。
読了目安時間:1時間3分
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