ついに、とうか…、とうとう人類は滅亡の危機に瀕していた。 それは天変地異でもなければいつも世界のどこかで起こっている戦争の所為でもなく、まして異世界から魔王様が降臨してきたからでもない。 もっと現実で、もっと生身で、そして誰もが知っていた事。 人類滅亡の危機とは『少子化』に他ならなかった。 つまりは人口減少だ。 それは緩やかな、とか、穏やかなとか、そんなレベルではなくて、もはや人の減り方は『縮退』といっても過言ではない。 ともかく子供が生まれない。だから人が増えない。どころか目に見えて減ってゆく。 このままの推移で、順調に人口が減った場合、現代社会・文明を維持できない人口数に到達するのは、たった100年後には、ほぼ確実だとされている。 さすがに、各国行政機関は、明るい老後の為にも、人口を増加傾向に、最悪、現代と同じ人口推移にもって行くために対策を講じる。 ともかく、産めよ増やせよ、の政策が打ち出され始める。 また、義務教育期間中(現代日本の義務教育は高校まで)の成婚、妊娠、出産が認められる様になり、『国家による明るい家族計画』プランを実行すると、様々な手当や特典が付与されることになる。 こんな時代の最中に、とある地方都市で、高城一樹と、そのお隣に住む幼馴染の少女、一花の二人の高校生は国家の推奨する『未成年婚』を果たす。 準備段階でのSEXの推奨 将来的に3人程度の妊娠 友人、知人への結婚、成婚への手助け 等々。 政府の主導するカリキュラムにのっとって、新婚生活は高校一年から開始される。 はたして、一樹(僕))と一花(私)の未成年婚によるSEXと明るい家族計画は、人類を、いや世界を救う事はできるのか? なるべく、エロ展(ノベルアップに相応しい作品です18禁ではありません)開を控えつつ、二人の活躍にご期待ください ! 基本的にはほのぼの日常系です。
読了目安時間:3時間41分
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