人類がアインシュタインをペテンにかける方法を知ってから数世紀、地球から一番近い恒星への進出により、新しい時代が幕を開ける……はずだった。 テラフォーミングという夢のような甘言に騙され、事実上棄民となった2500万の人類は四世代を経てついに反乱を起こすも、母星の物量に勝てず敗北を期する。 戦争で荒廃しながらも、辛うじて自治権を確保したケンタウリ星系を舞台に、かつての宇宙軍パイロットのケント・マツオカと、ヤキモチ妬きのポンコツAIノエルが繰り広げる、コミカルでハードボイルドなドタバタスペースオペラのスタートです。 40代の人は笹本祐一先生のソノラマ作品が好きなら、30代の人はカウボーイビバップが好きなら、きっと気に入ってもらえると思います。 逆に10代、20代の若い人はSF読をまないというので、入り口として楽しんでもらえたらと書きました。むつかしいことはすっ飛ばして、楽しく読んでいってください。 鈴木雅久先生や米村孝一郎先生に装丁を描いてもらうのが夢です。 若いころに読んでいたお話のように。 応援よろしくお願いします。
読了目安時間:4時間40分
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