ある男がいた。 その男はある世界で猛威を振るっていた、天を裂き地を穿つ。世界の全てを手に入れることが出来るその力をその男は自分のために使っていた。 自分のために使っていたとは言っても決して世界を手に入れる魔王のようなものではなく、また人々を見返りなしで守るような勇者のようなものでもない。 その男は自分の価値観に従いその力を使っていた。 その男の力は魔法に特化した賢者よりも上であり、どんな怪我や病気も治せると言われる聖女よりも上である。 他にも剣の腕は剣星を超え、また魔法や剣がなくとも最強の存在であった。 料理をすれば宮廷料理人が嘆く、鍛冶屋も服屋も商売もその男は最強であった。 そんな男も歳には勝てなかった・・・ 御年はおおよそ300、普通の人がそこまで生きるのは普通はおかしいがその男は違った。 そんな男は生まれ変わることにした、転生である。 転生魔法は会得く難易度SSSの魔法だ、その男は賢者にすら出来なった魔法を完成させていたのだ! 前置きが長くなったが今ここに宣言しよう!この物語は誰よりも強く自由であった男が別のs世界に12歳として生き始める物語。 その男の名はイル・カ・セルト
読了目安時間:30分
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