かつて人類は、ウォ・ボットと呼ばれる戦闘兵器を用いて、人の死なない戦争を行っていた。しかし、戦闘という野蛮行為に対する批判から戦争そのものが禁止なる。 各国で大量に生み出されたウォ・ボット達は5年後、全て機能が停止する世界的取り組み、ウォ・ボット廃棄条例が施工されることになる。 ウォ・ボット達は最後の命令である廃棄条例まで、人間の為に命令をもらい働こうとする。 そんな中で、本来戦争には必要のない”心”というプログラムを持ったウォ・ボット。クオンは自身の機能が停止するまで、今まで関わってきた人間達との約束を全うする為に、生活をしていた・・・・・・ あるときウォ・ボットの人間の為を思ってとったある行動より、クオンの生活している町はほぼ壊滅する。クオンは人間との約束を守る事、そして自分の機能が停止するその時まで、全てのウォ・ボットを処分する事を誓い、旅に出る。 これは必ずくる終わりの物語。
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