舞台は未来、東京。 「生き物に触れられない男」が拾ったのは、宝石で動く美しきアンドロイド「ジュエリードール」。 世界の片隅で二人だけの幸せな日々が訪れるはずだった。 あなたがあなたで、君が君でなかったらーー 人間になりたい怪物である男「六男」の手を取ったドール「サンズ」。 一人と一台の抱えた謎が、次第に社会を揺るがす大事件につながっていく。 その果てで、六男の願いは叶うのか。そしてサンズの願いとは……? 「僕はあなたのそばにいられますか?」 「俺たち出会わなければよかったね」 人外蔓延る未来に描く、近未来ファンタジー。 よろしくお願いします。 ※注意! この話には、重度の知的障害者についての記述が含まれます。 けれども、私は障害についての専門家ではないため、事実や経験に基づく表現ではありません。 また、内容的にも、現在から見ても古い時代における知的障害者への対応というものを取り上げています。 知的障害者を「白痴」と呼んだり、座敷牢に閉じ込めたり、という内容です。 物語はフィクションであり、作者に知的障害者や関係者を誹謗中傷したり、差別を助長したりする意図がなく、物語上必要なためこの設定を用いた、ということが納得いただけない方は、閲覧を控えるようにしてください。 よろしくお願いします。 感想や評価、ブックマーク、レビュー、ありがとうございます。大変嬉しいです。力になります。 この作品は小説家になろうにも掲載しております。
読了目安時間:6時間13分
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