大学からの帰り道、本を読みながら歩いていたら、白い光に包まれてしまった! 訳がわからないまま、鑑定とやらをされて、一緒にいた三人は、英雄だの聖女だの言われて連れ去られてしまった。 あれ? 私、一人残された? え、元の世界にはこのままでは戻れない? どうしたらいいの~?!と混乱していたら、とっても綺麗な男の人?女の人?が助けてくれた。 「なるほど・・・ちょうどいい。我が領で家庭教師をすればいい」 ・・・はい? ーーー世界では、魔物が跋扈して魔王も誕生していて終焉間近という時代に突入していた。 まさに危機的状況であったため、世界を管理する神は、託宣を下す。 『異世界より英雄と聖女を含む三人を召喚し、世界の危機を救え』 時の皇帝ラール12世は、皇宮に勤める筆頭魔導士のクリスハイトよりその託宣を受ける。 それを受けたラール12世は、世界最高峰の魔術師たちを総動員して異世界から英雄と聖女たちを召喚する。 成功したかに思えた召喚は、しかし、一人多く間違えて主人公を喚び込んでしまった。 けれど、主人公は、巻き込まれて誤召喚されてしまっただけなのに元の世界には戻ることが出来ず・・・。 其処に一人の貴族が主人公を保護すると名乗りを上げた。 主人公は、勇者でも聖女でもなかったが、ある適性を持っていた為、非常に重宝されることとなる。 そして、貴族の領地で初めて受け持つ少年と運命の出会いを果たす。 これは、教え子×家庭教師のあまぁくけれどすれ違う異世界恋愛ストーリー。
読了目安時間:1時間9分
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