【予告編】 「いやぁ、おっかない話だねぇ」謎めいた余裕の◆クリムゾン◆。「吸血鬼、悪魔、大者から小者まで」 ――SNSに邪念の渦。 「本気かい?」クールに応じる男、■ノワール■。「いわゆる〝なりきり〟、君からすれば小者にもならない」 ――邪念の裏には事件の匂い。 「〝フェイク〟だよ」ほの暗く覗く、それは兆し。「それはそれは願ったりな獲物じゃないか」 「『おっかない』のは」垣間見える、それは魔性。「背後に隠れた〝ホンモノ〟ってわけか。行ってみよう」 クリムゾンの皮肉。「〝ホンモノ〟が証拠なんか残すとでも?」 ノワールの悪い笑み。「そういう君はどうして僕の側にいる?」 ――行動開始。 契機。「年間ペースの倍近く。それがここ2日で『喰われてる』」 着眼。「そんなに? いや、600人を境に?」 魔の気配。「正確には、666――獣の数字さ」 手応え。「――ビンゴ」 その先。「ビンゴどころの話じゃない」 ――スタイリッシュ■ハードボイルド×サイバー+ゴシック◆ホラー! ◆Fake~SNSに潜む自称悪魔や自称吸血鬼へ~■ 原案:焔丸(ほむらまる) 小説:中村尚裕 「要りもしない苦労を買って出るほど、私は篤志家じゃないものでね」 ――ネットに巣くう魔が覗く。