【予告編】 スマートフォンに封印された魂、ヴィオレッタ。 彼女の救済、その儀式まであと一歩――のはずだった。 『“最後の一体”を取り逃がしたのはまずかった』◆クリムゾン◆が書き置き一つ。『後を追うつもりがあるなら、“魂の純度”を研ぎ澄ませてから来るがいい』 『ノワール!』スマートフォンの中から△ヴィオレッタ△。『クリムゾンの気配が消えたわ!!』 「僕が知らなくていいはずの単語がある――そうだね?」■ノワール■が追う。「話さなくていい。ただ手がかりが掴めれば、それでいい」 ――ネットに潜む邪念の渦。 『……!』ヴィオレッタがネットの海から、『見付けたのよ……魂の、異常な輝きを』 ――邪念を追えば謎の跡。 『ダブリン大学――電磁気研究室』心配げにヴィオレッタ。『……行くの?』 「もちろん」ノワールに笑み。「僕は“そういう人間”だからね」 ――謎を手繰れば悪意が蠢く。 捜索。「これは――テスラ・コイル?」 暗転。「電磁場の、とびきり強力なヤツですよ」 ――魔の実験が牙を剥き。 追及。「何が狙いだい?」 誘惑。「進むも堕ちるも一蓮托生、時間は最大72時間」 ――真実へ歩を進めれば。 新感覚。「……これが、君の“視て”いる世界?」 追跡。〈ここから捉えられる“契約”者の“気配”よ〉 ――総てが。 「“セフィロトの樹”の儀式じゃないのか?」 ――【Fake】へ。 「“審判の日”でかね?」 ――▼裏返る▼。 ――スタイリッシュ■ハードボイルド×サイバー+ゴシック◆ホラー! ◆Reversal ~Fake(Vol.2)~■ ――総てが【Fake】へ、▼裏返る▼。
読了目安時間:1時間3分
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