十億という借金を返済するため、臓器や眼球を売り払った主人公・架城日華(かじょう にっか)は、とうとう保護者のヤクザからも愛想を尽かされる。 一発逆転をかけて挑むのは、『心霊バイト』と呼ばれる、怪奇・超常・オカルト現象が絡んだ、ハイリスクハイリターンなお仕事だった。 無表情美形パチモン巫女を仕事仲間に、日華は奇妙な〝箱〟を運搬する任務に就くが、その〝箱〟にはこの世を滅ぼす災厄が満たされていた。 〝ひとりばこ〟。 どこか聞き知った、しかし奇妙な響きを持つ謎の〝箱〟は、次々に災禍をばら撒き、二人の行動に関係なく大量の死者を出す。 それでもなんとか、〝ひとりばこ〟を封印できる神社へと辿り着いた日華だったが、謎めいた喪服の巨漢が立ちはだかり、〝箱〟を渡せと銃口を向けてきて―― 果たして日華は生還し、多額の借金を返せるのか!? 一癖も二癖もある美女たちが織りなす、世にも奇妙で、ホラーチックなオカルトバイト記録。 どうぞこころゆくまでお楽しみください! ※この小説には犯罪行為や残酷な描写が存在します。ですが、それは法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。 ※小説家になろう、カクヨムにて別ヴァージョンを投稿しています。
読了目安時間:16時間26分
この作品を読む