鳥井寿郎は、バレエダンサーへの道に迷う高校生。 師をなくした彼がひとり踊る真夜中の神社に、死に瀕した魔女が降って来た。 現代社会の影に巣食う魔法結社『魔女の森』と戦っていた魔女、ポワール=グレイグース。 寿郎が死に逝くポワールを抱き締め、心からの涙を流した時、奇跡が起こる。 ポワールは寿郎に憑りつく魂だけの存在に、寿郎は何故か、女の子に変身してしまう。 魂はふたつ、体はひとつ……ふたりのおかしくも奇妙な同居生活が始まった。 だが、ポワールには秘密が、たったひとつの戦う理由があった。 『魔女の森』の追手は非情にも、ふたりに迫っていく―――。 感動は論理に惹かれ、論理は感動に恋をする。 魔法が繋げるロジック・エモーション・ハイブリッド。 ニコイチの魔法少年少女による舞踏劇《タンツテアター》、開演。
読了目安時間:3時間51分
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