私の名前は……言いたくありません! だから、この物語では『チウネル』というニックネームで登場してます。 どういう意味かって? それは秘密です! さて――、 チウネルの隣には、いつもこの男がいます。 名前は『トケルン』です。 トケルンの話を聞いていると、いつも頭の中がとろける~のです。 だから、トケルンと呼んでます。 でも、私と違ってトケルンはもの凄く頭が良いのです。 トケルンに、チウネルはどれだけ助けられたことでしょう……。 この物語は――、 トケルンとチウネルが、とある山奥の山荘で出会った不思議な女の子―― 謎々が大好きな『ナザリベス』……この名前もニックネームです。 ナザリベスと謎々対決した物語です。 ナザリベス 中世のヨーロッパの女の子のようなドレスを着ています。 性格は無垢で無邪気。 とても活動的に喋ったり動き回ったりします。 自分のことを『あたし』と言います。 たぶん、山奥の山荘暮らしの影響で寂しいからだと思いますが、 客人が来ると積極的に話し掛けて、『謎々』を出してきて客人と遊ぼうとします。 でもね――、 普通の謎々対決じゃないんですよ! 例えるなら、考古学で発掘調査していたら奇妙な土器を発見してしまって、さらに謎が深まってしまった。 こういう感じです。 え? わからないって? それでは、はじまります!
読了目安時間:4時間32分
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