こたつにてフィギュアスケートをテレビ観戦中の主人公。 やけに緊張しているのは、お気に入りの選手がいるから。 初日は3位、今日の出来次第では表彰台に立てるかも。 いつも肝心なところでミスして逃してきたメダルを、なんとしても掴んでほしい。 でも他にも、安定感抜群のあの選手や、初日より順位を上げそうなあの選手……。 「みんな都合良く失敗してくれたらいいのに」 そんな黒い思いと、選手達の懸命の演技とが交錯し、そして……! 昔書いた作品を改稿したものです。 時代設定としては、女子シングルで5種類の3回転を跳ぶ選手は多くいるけど 4回転やトリプルアクセルをやる人はほとんどいない、という頃を想定しています。 全6話です。 追記・2023/01/07 全体的に書式を見直し、改行・空白を増やしました。 当初は、できるだけ昔書いたときのままにするつもりだったのですが 改めて自分で読もうとすると読みづらかったためです。 すでに読んでくださった方には申し訳ありません。 やはり紙とwebは違いますね……。
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