「ウルトラジャンプ・マンガ原作プロットコンテスト」の応募作品です。 北山、島先、横川、三森。 彼ら四人はいずれも金銭的にかなり困っていた。 北山のアパートに集まった四人は「オレ達、人生詰みじゃね」と嘆く。 そんな時、三森がスマホで 「ホスト募集・若くて健康な男子、高収入保証、衣食住付き、期間は六ヶ月」 というバイトの募集広告を見つける。 四人は多少怪しみながらも「今のままでも、俺達の人生は好転しない。ここは一発賭けるしかない」と、指定された怪しい占い店に面接に行く。 その店の妖艶な女占い師に契約させられたのは「異世界にある魔族専用のホストクラブ」だった。 店長は『アザゼル』と名乗り、客の機嫌を損ねた場合はその場で『客への料理』として提供される事になると告げる。 四人は不満を述べるが既に異世界の魔法契約書にサインをしているため、逃れる事は出来ない。 彼らは諦めて何とか六ヶ月を無事に生き残ろうと決心する。 『異世界のホストクラブ』に来るのは、いずれも一クセも二クセもある人外の女ばかり。 気位が高く人間を『生血のボトル』と考えている吸血鬼、明るく快活だが気性が激しい鬼女、魅力満点だがベッドに引き込まれると精を吸い尽くすサキュバス、人間を生きたまま食べるのが大好きな獣人、人間の破滅を見るのが楽しみな堕天使、人間の男に復讐を誓う人魚とセイレーン、人間を魔法薬の材料と見なしている魔女、弄んで破滅させる九尾の狐、魂を捕らえて奴隷にしようとする女悪魔、人間の敵とも味方ともわからない妖精などなど。 そんな中、彼らは助け合いながら知恵と話術とセックス・テクニックで六ヶ月を生き延びていく。
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