VRゲームの舞台にそっくりな世界に、アバターの姿で転生した主人公……幼い少年の見た目をしたその外見であるがため金を稼ぐ為に働かせて貰えるところは見つからず。 仕方なく命の危険がある、魔物退治を専門とする冒険者となった。 幸いにも、見たことのある魔物、アイテムを作成するときに使う素材といった物もゲームと同じものであった。 更には、ゲームの時に使っていた魔法も使えることがわかり、街から少し離れた場所へゲーム時の記憶を頼りに高く売れる素材を取りに向かった。 目的の素材を落とす魔物と戦闘になり魔法を行使すると、使った魔法の性能に違和感を覚えながらも目の前の魔物を倒すことが出来た。 森の中であったため使った魔法は周りに被害の少ない水の魔法だったのだが…… 発動するまでの時間、放った魔法の大きさ、速さ、威力、魔力の消費量と、何もかもがゲームのときと違った。 ゲームの時に使っていた魔法よりも、コスパが悪くなってしまっている事に焦りを感じる。 今倒した魔物はゲーム時最初の中ボスレベルだったのだ。 強い魔物の場所へと行かなければいいのかもしれないが、ここは既に現実の世界となっている異世界でもしかしたら自分が勝てない魔物が向こうから来てしまう可能性がある。 そして、一度魔法について確認を行うことにした主人公は予定よりも高値がついた素材と、道中で採取した素材で作った物を売り、広い地下室がある屋敷を買い地下室で確認作業を開始する。 このお話は、 そんな主人公が確認を完了した後、とある貴族を助けたり、自分より上のランクのものと命をかけた戦いをしなければならないと知り更に魔法を確認……いや研究しなければならなくなったり、といったそんなお話。 一応で残酷、暴力、性的描写ありとしています。
読了目安時間:9分
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