◆第一章あらすじ 何者かに殺されてしまいました。 生まれてこの方、人に恨まれるようなことは一切していないはずですのに(水道の蛇口をめちゃくちゃ固く締めたことならあります)。 あまりにも悔しいのでせめて犯人の面だけでも拝みたいと幽霊になり、毎日学校内をふよふよしてみたものの、手がかり一つ掴めずがっくしトホホ。 そんなとき、一人の少女に事件解決が任されたのです。 12歳で魔法学校に飛び級入学した天才! と言いつつも、実際はクソ生意気で礼儀も常識も品も謙虚さも胸もないクソ生意気なクソ生意気クソガキちゃんでした(こっちの方がトホホ)。 しかもまったく捜査せずに愉快な仲間たちと遊んでばっかりですし。 あ、ちなみに名前は『コペニュ』とか抜かすらしいです。語感だけは嫌いじゃないです。 「この大天才様に任せてよ! なんたって私は、パーニアスなんだから!!」 パーニアスってなんぞや? と思ったそこの君! 答えは本編にあります。しょうもない意味ですけど。 あー、誰でもいいんでこのガキンチョをわからせてくれませんかね? てなわけで、コペニュちゃんと愉快な仲間たちによる大冒険活劇がはじまるのでした。 噂によると、私の死がなんやかんやで世界の命運を賭けた戦いへと発展するらしいです。嘘くせー。 ◆第二章あらすじ 魔王との戦いを終え、コペニュたちは2年生になりました。 親友のサーニャとのラブラブっぷりも極まり、愉快な後輩たちも増えて学校生活は一層楽しく……なればよかったんですけど、私の死からはじまった謎はまだ残っているのです。 それどころかどんどん謎が増えたり深まったり、マジでもうどうにかしてください生意気クソガキちゃん! などと懇願してみるものの、一番の謎を秘めているのはコペニュ自身なのです。 いったいこの子は何者なのでしょう? どうして大天才なのでしょう? あぁ、楽しかった学校生活が、憎悪と情熱に侵食されていきます。
読了目安時間:9時間54分
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