時はニ○六七年──。 とあるゲームが、世界中で記録的なブームを巻き起こしていた。 そのゲームとは将棋のルールをベースに開発されたモンスターバトルゲーム。 名前は『CROSS RAID(クロスレイド)』。 『CROSS RAID』の『CROSS』は、『Creative(クリエイティブ)』『Realize(リアライズ)』『Over(オーバー)』『Shogi(ショーギ)』『System(システム)』の頭文字をとって名付けられたと伝えられている。 だが、なぜか『RAID』の方の語源については、そのような言い伝えが一切残っていない。 クロスレイドが将棋と異なる部分── それは、まず盤や駒の大きさが違うという点。 次に、駒をモンスターとして表現しているという点。 そして、最新技術により巨大な立体映像バトルとして楽しめるという点。 ──などが挙げられる。 だが、もっとも将棋と異なる部分── それは、クロスレイドには『スキル』という概念が存在することだ。 まさに将棋を究極のエンターテイメントにまで昇華させたツールと言えよう。 これは、クロスレイドを愛してやまない少年の成長の物語──。 ◇ ◆ ◇ 【HJ大賞2021後期一次通過】 設定について 作中で登場するキャラクター『皇あすか』と『早乙女けい』の二名に関しまして、小説内では『漢字表記』にしておりますが本来は『ひらがな表記』の設定です。 また後半で登場する『次元の概念』について、当初は以前にどこかで調べて記憶にあった『空間3次元+時間の4次元構造』という認識で書いていましたが、やはり一般的には3次元と記載した方がいろいろと誤解を生むこともなさそうなので、いずれ修正を考えております。 ※現在、序盤の方を設定もろとも大幅改稿を行なっております。 そのため、しばらく改稿前と改稿後の話で設定の名称が違う部分がございます。 モンスター駒→モンスターユニット 持ち駒(モンスター)→待機ユニット クロス・レイド外伝 https://novelup.plus/story/683580499
読了目安時間:18時間37分
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