◆◆◆◆◆あらすじ◆◆◆◆◆ ギルドランキング1位。ユーリスという男は、その地位を保持する冒険者パーティのリーダーであった。 ユーリスにとっての冒険とは、生きがいであり、人生のメイン・テーマであった。 けれどもユーリスのパーティーは、彼が30歳のときに解散する運びとなった。 原因は、ユーリスとその他パーティー・メンバーとの間にあった人生観の不一致だ。 生涯現役の冒険者―― ユーリスが抱えていた未来に対するビジョンは、彼のパーティーのメンバーといちじるしく異なっていた。 メンバーは誰も生涯現役の冒険者になることなど望んでいなかったのだ。 解散当時30歳だったのがユーリスだ。彼はパーティーの解散と同時に生きる活力を失った。 反旗をひるがえすがごとく、彼はソロで冒険者を続けることや、新たなパーティを結成することができなかった。 それが彼の心の弱さであり、才能の限界であった。 結果、彼は生きる目的を失って、深き森の一軒家で隠居生活をはじめた。 パーティの解散がユーリスの心への致命的な打撃とするならば、隠居生活が心の傷の化膿と言えるかもしれない。 彼の心は不健康な孤独に染まっていった。 そんな彼の心の救いとなったのが幼女だったのだ。 幼女を見れば心が癒やされる。幼女を見れば心が弾む。幼女を見れば虹がかかる。 冒険者。転じてウォッチャー。彼が見る対象は当然幼女だ。 彼の隠居生活はロリを観察する日々へと変化し、奇妙な活力を取り戻した。 しまいには幼女の絵を描き始めた。彼はそうして生き延びた。 ところがある日、ユーリスの自宅近くの森で、事件というべき悲劇が発生した。 コッタという名前の幼女が、両親の手によって捨てられたのだ。 偶然にもユーリスは、困難に直面しているコッタを発見するに至る。 すでにロリコン属性を獲得していたユーリスは、当然コッタの救出を決意するのだが―― ◆◆◆◆◆特色◆◆◆◆◆ ハーレムではなくバディ(二人進行)です。 くり返し系ではなく前から後へ進む物語です。 最初は暗いです。途中から軽妙にしたつもりです。 ファンタジーの舞台ですが、カテゴリーはロリコン小説のほうにも傾いている作品です。 ◆◆◆◆◆謝辞◆◆◆◆◆ 第3回HJ小説大賞後期「ノベルアップ+」部門:1次選考を通過しました。 ご声援くださった皆様に感謝申し上げます。
読了目安時間:13時間55分
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