万聖節

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  • 万聖節悲哀話【短編】

    学生時代から厭な奴だった……

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    2021年11月3日更新

    ハロウィンの日、学生時代から嫌いだった厭な男、ビルから『失恋した』という電話がかかって来た。 彼は酒を煽り、時には涙を零しながら、その失恋話を延々と続ける。カボチャや魔女が犇めき合い、お菓子が山と積まれる部屋で。 ハロウィンの今日、ビルはその子と逢う約束をしていたのだ。それなのに、その子は来なかった。 きっとその子は、昨年の万聖節に、元の世界へ帰り損ねた妖精だったのだ。だから、今年、元の世界へと帰って行った。 来年のハロウィンには、きっとビルのところへお菓子をねだりにやって来る。 ビルの愛した妖精は、そう思えるほどの愛らしい子だった。

    読了目安時間:30分

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