皆様は、朱桓という武将をご存じだろうか。知らない方も多いかもしれないし、私も名前ぐらいしか知らない(何せ、生年月日や没年などもwikipediaを見て初めて知ったレベルである)のだが、彼にはある逸話が存在する。 何でも、南方制圧作戦の折り、ひどくコケティッシュなメイドさんをかっぱらってきたという伝説が存在する。 ただ、中国古来の伝説である。このメイドさん、ただの愛らしいメイドさんではなかった。 なんと、生首が飛び回り、それでも生きており、さらに言えば彼女の地方ではそれが普通だというのである。 無論、白髪三千尺(だったっけ?)の中国である。自分のことを恥ずかしげも無く「中国」と言ってのけるあの中国である。嘘に決まっていると談ずるのは容易い。 だが、ここで一つ盲点が存在した。 私、神前成潔は、そういう、ろくろ首とかデュラハンとかが大好物(当たり前だが、二次元に限る。現実にはまずいないだろうし、現実の女共など御免蒙る)なのである。 よって、今回の主人公ならぬ主人子は、その朱桓という呉の武将(さすがにそれは知ってた)のメイドさんである。しかも、逆浦転生的な、そしてTSなメイドさんである。はっきり言おう。作者も異世界ファンタジーにジャンルを分類するか迷ったほどの作品である。 よって、歴戦の歴戦な方々にとっては、ツッコミどころ満載のなんちゃって三国志演義未満となるであろうことは明々白々である。 とはいえ、言い訳をここまで並べてしまったのは、いろいろと自分でもこれを書いていいのか+書いたとしてHJ2021に間に合うのか+輝鑑の連載に支障を来さないかという三重苦+これ以上連載抱えて運営に迷惑かけていいのか、という不安感と戦った結果である。 最後に。作者の三国志知識は上の通りマジでミリ知ら(=1ミリも知らない)です。ぶっちゃけ孔明の本名すら「諸葛亮で合ってたよな?それとも諸葛亮の亮って役職名だったっけ?」レベルです。それだけはご理解ください。タグにも書いてある通り、博識な方のツッコミ大歓迎な上に、昔AA物語で誰かが書いていた「うろおぼえ坂本龍馬」レベルの行為をやらかすつもりです。 輝鑑のような、詳しい研究は端っから放棄しており、なおかつ異世界ファンタジーを記すための実験材料として使っています。 なので、それでもいいよという方のみ、よろしくお願いします。 ではでは、どうぞご堪能あれ~★
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