不器用男子

検索結果:1件

  • 遊郭を舞台とした恋愛小説。

    ♡4,530

    〇0

    歴史/時代・完結済・58話・92,891字 末千屋 コイメ

    2019年11月27日更新

    身体は売ろうが心は売らぬ。色が無くては生きてはいけぬ。 愛しいのは貴方様、唯一人でありんす。 今は昔。江戸、吉原遊郭。 大見世『ともゑ屋』には、多数の人気花魁が在籍している。その中に「両目揃えば絶世の美女」と呼ばれていた片目の花魁がいた。 片目の花魁に付き従うのは、顔を火傷した者、手が不自由な者ばかり。そこに世にも珍しい空色の髪、天色の瞳を持つ異人の遊女がいた。 あまりにも鮮やかな青だったので、姉女郎の片目の花魁以外には忌み嫌われていた。 一方、廻船問屋『中臣屋』には、黄金色の髪に赤い瞳の青年がいた。異人との間の子だった彼は、人々に「鬼」と噂され、恐れられていた。 性格は至って真面目で誠実。だが、他人と馴れ合うことをよしとしないらしく、無愛想で、常に仏頂面だった。 ひょんなことから、異人の遊女と無愛想な青年は出会う。 これは、泣き虫な遊女と不器用な『鬼』の恋の物語。