肥沃な大地や優れた技術によって栄えた世界。些細な小競り合いはあれど、各国は互いに死傷者を出すまいとしていた。 そんな中、魔導と呼ばれる技術で並居る強国を寄せ付けない小国が存在した。名を魔導帝国。 世界の理を探究し、現象を再現する技術で、誰しもが夢見る永劫世界を目指していたが、その強大無比な力を恐れた国々が次々現れる。 かくして全国家を相手取る形となった魔導帝国は、世界を壊滅一歩手前まで焼き尽くし、たった一人の幼子に未来を託し、忽然と亡ぶ。 後の世、統一教会が流布した教典に記される暗黒時代。その闇が残した一筋の希望の光。 荒廃した世界を立て直すために今、再び世界を相手取る。 【2021/05/25追記】IF編として再構築した物を投稿し始めました。
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